以前からこちらでは「ヤバいんじゃね?」と言われていた香港航空にて、ついに従業員に支払うべき給料が期日通りにしはらわれなくなるという事態が生じた。
このデザインを見てもわかるだろうが、香港航空は海南航空のグループ会社だ。
使用機材はすべてエアバス(A320、A330、A350)で統一している。
日本には東京、大阪、札幌、沖縄等に路線を持っており、日本人の方々でも使ったことがある方がいるのではないだろうか?
似たような名前の会社に「香港エクスプレス(HKエクスプレス)」とか「エア・ホンコン」という会社があるが、これらは全く別会社で、今はキャセイパシフィックのグループ会社だ(エア・ホンコンは貨物航空会社)。
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11月の給料を通常の支払日に受け取れるのは乗務員と外国を拠点とする従業員だけで、香港で働く他の全ての従業員の給料は12月6日に支払われるとのことだ。
給料の遅配のうち、乗務員を除いたのはきっと運航が止まってしまうことを恐れてのことであろう。
(私だって、「給料払えませーん」って言われたその日から乗務につくのは拒否すると思う)
香港航空はほかにもカナダのバンクーバー、ベトナムのホーチミン市、中国・天津の3路線を停止すると発表したり、12月1日より機内のエンターテインメントシステムの提供を停止すると発表したばかりだ。
バンクーバー線については2年前にジャッキー・チェンを使って華々しく宣伝を行ったばかりだった。
↓私のブログでも記事を書いた。
内部で働いているパイロットの情報によると、すでにフライトが少なくなってきており、社員も不安をかかえているんだという。
特にバンクーバー線などの長距離を飛ばすA350のパイロットは、A350自体を使用している航空会社が少ないため、他の航空会社へ移るにしても選択肢が少なく戸惑っているらしい。
親会社である海南航空の株価は3年前の値段から約半分に下落している。
香港航空では今年の香港のデモがはじまる前からすでに人員整理を行っており、その矢先での今回のデモでの経済の低迷だ。
香港で続いているデモ活動が経済を冷やし、そしてその影響をモロに受けたのが香港航空なのかもしれない。
そしてその香港のデモはまだ収束に目途がたっていない。逆に、アメリカでは香港人権・民主主義法案が成立したことによって香港をめぐっての米中対立はエスカレートする一方だ。
この先、注視していかなければならない状況だと思う。
私も身の振り方を考えなければと思っている。
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