火焰ウォッチ①
「口から鋭い切れ味のゼンマイ状の長い舌で相手を絡め取り、首などを切断」

どうしても時計=ウォッチということになると、時限爆弾が浮かびます。
火焔ウォッチ自体が時計爆弾になっていたわけですが、この改造人間は火を噴きだしていました。
これがジンドグマの作戦の一つになっていたわけですが、時計を盛り込んだ改造人間が火を噴くとはかなり無理がありました。
時計は時を刻む機械だけあって、火焔ウォッチは時間さえも操作してしまうところがありましたけど、特にタイムスリップという事ではなく、時計の針の長針を操作することで自分以外の時の流れの速さを操作するというものだったらしいです。
こうしたアナログ時計は当時旺盛だったこともありましたけど、今時の電波時計とか光に反応する時計などなく、また時間を確認する方法が携帯電話であることが多くなった今からすると、どこか漫画チックに見えてしまいます。
ジンドグマの改造人間モチーフは日用品と言われますけど、それまでの動植物の多用は同じモチーフを使いまわし、ネタが尽きて発想を転換した結果なのですが、これは動植物への探求心がなくなってしまった制作サイドの不勉強さが出た現れでした。
火焰ウォッチ②
火焔ウォッチには口から鋭い切れ味のゼンマイ状の長い舌で相手を絡め取り切断してしまう能力もありましたが、火を噴く以外は時計の内臓メカの一つ一つを武器化してしまったと言えそうです。
時計がモチーフとは仮面ライダーに登場する改造人間としてはかなり異質ですが、できれば時計の要素は内面と武器だけにして、外見は改造人間、怪人たら占める者にしてほしかったと思うのです。
火焰ウォッチ⑤