デンマークの閉鎖が始まって二週間が経ちました。
この二週間のあいだにもデンマークの法律が目まぐるしく変わりました。
国境が閉鎖になったり、レストランやカフェがすべてお休みになったり、10人以上の人たちで集まるのは禁止されたり。
外出禁止はまだ言い渡されてありませんが、子供たちは公園で遊ぶこともできなくなりました。
ほらっ、子供たちって何もわからずにきゃ〜って集まって、互いにべたべた抱きついたりするでしょ?
それを避けるためです。
日本では「買い占め」が問題になっているようですが、デンマークでもさすがに「閉鎖します」とニュースがあった数日は人々がぎゃ〜っとスーパーに押しかけて、日持ちするものを棚からゴッソリと買い占めされましたが、すぐにデンマーク政府が、「冷静にいつも通りの買い物をしてください。国に食料はちゃんとあります」と報告して以来、買い占めがピタリ、と止まりました。だから今では、いつスーパーに行っても、食べたい物や必要な物はなんでも普通に手に入る状態です。
買い占めって結局は、「俺が俺が!」のわがままな行為なんですよね。自分だけが助かればいい、みたいな。その気持ちわかります。私にもそんなわがままな面があるので。
でも、こんな状況だからこそ、みんなで助け合って毎日を過ごしたいですね。
閉鎖になってからの二週間、誰にも会ってません!
まあ普段から一人の時間が大好きな私ですから、誰にも会わないのは苦にもならないのですが、約束していた会食のアポがすべてキャンセルになったり、公園を散歩したりすると人々が互いに避けあっているのは不思議な感じがします。スーパーに行っても、2メートル以上の空間を互いにあけるようにと、床に2メートル間隔で赤いシールがペタペタ貼ってあります。
最初の予定では、このデンマークの閉鎖は明日28日までの二週間だったのですが、それが4月12日まで延期になりました。
人々はできるだけ家にいて、他人との接触を避けるようにと言われています。仕事は家に持ち帰って自宅勤務です。
学校の授業は、オンライン授業。
人々が、車や飛行機をあまり使わなくなったので、デンマークの空気がきれいになっています。
そう、排気ガスの汚染が一時的に解消されたのです。だからなのか、鳥たちも幸せそうにピヨピヨと鳴いています。
みなさまのお体に気をつけて〜。