何年ぶりかに連絡が来たのは先月の話
久しぶり声を聴いたのは、ずいぶん前に付き合いがあった中古車屋の社長でした
その時はアストロの車検をと依頼をいただきまして
現在は業者さんとの取引は無いのですが断る理由も見つからないので引き受けて
無事に完了して納めてます
で、昨日連絡が来て今度はキャデラックの修理との事
お預かりして点検箇所を確認してました
それにしても程度が良いキャデです
88年型のフリートウッドです
キャデラックとしてはミディアムサイズなボディですが全長は5mあるしエンジンはV8の4.9L
小柄なボディにその排気量ですから、なかなかビュンビュンと走りますこのクルマ
ただ、FFなんですよねコレ (FFが悪いという意味ではありません)
なのでアメ車をガンガンやってた頃の人気はブロアムが殆どで
(フルサイズFRのV8で5.7Lのやつね)
フリートウッドを見る機会はあまりありませんでしたね
で、久しぶりにみたキャデは新車で1オーナーだと思われ
完全にオリジナルなコンディションを維持した上物でした
フェンダーの先端上部にあるマスコットみたいなやつ
フェンダーミラーの取り付け跡を隠すヤツではなく
3個の穴が見えますが、それぞれがハイビーム、ロービーム、ウインカーへと光ファイバーケーブルが繋がっており
動作時にそれぞれの光がファイバーで運ばれて連動して光るようになっています
いわゆるインジケーターのような感じでしょうか
きっと視線を大きく移動させなくても視界に入る場所に装備したんだと思われます
面白い事を考えるよねコレ
もちろん純正です
ドアランプは2個ずつ全てのドアについております
後方用と足元用かな?
ルームランプも連動して前後左右にあるので、ドアを開けるとかなり明るいんです
これはキャデラックに限らずアメ車全体的にこういうのが多いと思います
ちなみにドアランプの光を同じくファイバーケーブルでキーシリンダーにも送り込み
ドアノブの開放ボタンを押すとシリンダー鍵穴付近が明るく光るようになってます
パワーシートのスイッチは使いやすい場所にあるし (見える場所がいいよねココ)
後ろのドアには灰皿とシガーライターが備わります
後ろの席にもドアロックのスイッチがあるのはお国柄ですかね
ちなみに後ろはロックのみが可能でアンロックは出来ないんですねコレ
運的席のシートを見ても、とても20万キロを走破した物とは思えません
本当に丈夫です
更にセキュリティやらトランクのオートクローザーやらリアーはエアサスで
アメ車がどれだけ進んでたかが良く分かります
何となく故障するとか燃費が悪いなんて、とにかく悪いイメージしか無いアメリカ車ですが
ずっと国産車の指標であったわけで、それなりに考えられた作りになってて驚きますよ
ま、燃費に関してはどうにもなりませんが・・・・・
にしても当時の国産車よりも少し悪い程度です
2LのマークⅡで市街地だとリッター7前後とかで、長距離を走れば10超えるとか
そういう時代ですので
キャデだと市街地でリッター4くらいで、長距離だと11とかかな
倍以上の排気量、というか3倍近い排気量として考えたら悪くないというよりも良いと言えるレベルだと思いますね
ま、ボディが大きいのでキビキビした走りは無理ですが
長距離のクルージングなんて国産車よりも全然疲れないし
ゆったり走るのは物凄く得意なんですけどね
ただ、この国では排気量が大きいクルマは超高額な税金が来ますから・・・・・
それが一番のネックかもしれませんね
毎年10万越えは流石に辛いもんな~
と、一人で昔を懐かしんでおりました
楽しいクルマは、触ってても楽しくなるので
やっぱり好きですね
まあ、好みの問題ですので・・・・・
それでは