◇あらすじ◇

気候変動を止まる気候活動家たちの挑戦に密着したドキュメンタリー

 

◇感想◇

「気候戦士」というタイトルが気になって、それだけで観に行きました。

わたしは光をにぎっている」もそのようにして観に行きました。

 

観終わった率直な感想は、

一人一人の中で何ができるかと考える機会が得られたということです。

 

作品に出てくる千差万別な気候戦士たちの言葉に目の当たりにして、今得られている電気はどれくらいの比率の発電施設で作られたものなのか。とか、

今捨てるゴミを処分するためにどれくらいのエネルギーが使われているのか。など、

気になる事の多い映画でした。

 

特に印象的なエピソードとしては、

アーノルド・シュワルツェネッガーさんが、州知事時代に温暖化効果ガスは汚染物質だと認めさせるために米国政府機関を提訴し、脱炭素と草の根運動の重要性を訴えている。

 

その事実と対照的にトランプ大統領は、石炭をたくさん掘って就職率を上げる事ばかりピックアップして、汚染物質はなかなか認めない姿が映し出されてました。

 

汚染物質を出さないために今すでにある太陽光発電などのクリーンなエネルギーはすでにありますが、石炭を使う火力発電に対して、0二桁少ないの予算しか掛けられていない現実にも驚かされました。

 

他にも、上のチラシに写っているカイラ・ペックさんというデンバー大学の学生は、喘息持ちの立場で、気候変動と喘息の問題を知らせるために活動する。

彼女は常にパイプのようなもので呼吸をし、汚染された空気は吸うことはないが、一生懸命インタビューに応え、交通網による大気汚染や埋立地による汚染改善を訴えていたのも、印象に残りました。

 

少しだけ苦言を言うと、映像の情報量が多すぎて、字幕が中央下だけでなく、時には右端や左端にも現れて、時には同時に表示される事もあって、ちょっと字幕を追うのが大変だったのが、観にくく感じた所もありました。

 

新しい気づきの映画だと思いますので、上映館も時間も限られていますが、観る価値はあると思います。

 

 

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