◇あらすじ◇

ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は順風満帆な人生を送っていると思っていた。しかし、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)が新しく来た同僚と残業を繰り返すようになり、良からぬことが起こっているのでと疑いを抱く。
そこで、ローラはそういう男女の問題に精通しているプレイボーイの男性に相談を持ち掛ける。それは、自分の父親のフェリックス(ビル・マーレイ)だった。フェリックスはローラにこの事態を調査すべきだとアドバイスし、父娘2人で夜のニューヨークへと繰り出す。
アップタウンのパーティーやダウンタウンのホットスポットを駆け巡る内に、フェリックスとローラは自分たち父娘の関係についてある発見をすることになる――。

(公式サイトより引用)

 

 

◇感想◇

ソフィア・コッポラ監督最新作を観てきました。

ソフィア・コッポラといえば、初期作しか印象になくて、今作と主演が共通する「ロスト・イン・トランスレーション」が、私の中では突出しているのですが、今作はどうかというと。

 

観終わった率直な感想は?

断言。主演のビル・マーレーが出演してる所だけ面白い。

 

です。

娘のローラをスパイ紛いの行為まで巻き込んでいく、物語を揺さぶる役柄なので、面白いに決まってるのですが、思ったほど弾けなくて、物語自体は小さくまとまった感じで終わってしまいます。

 

コメディを期待してた訳ではありませんが、ウィットにとんだお洒落な会話劇にすらなり損ねている始末。

 

後味は悪くないですが、もう少し主演らしく立ち回って欲しかったのは残念でした。

 

作品は10月23日にApple TV+で配信されるようですが、私としてはお口直しに「ロスト・イン・トランスレーション」を見直したい気分になりました。

 

 

公式サイト