ニューヨーク州では4月8日、24時間以内のコロナウィルスでの死者が779人と、最高を記録した。しかしながら入院患者数のカーブは落ち着き始めていると、アンドリュー・クオモ知事は強調した。ラティーノスのコミュニティーは、市の死者の総数では、もっとも打撃を受けていると、ビル・デ・ブラシオ市長が報告した。「それは明白に不均衡だ」。市長は認めた。米国でもっとも打撃を受けているニューヨーク州、COVID-19による死者はこれまで6268人に上っている。

 

クオモは、入院患者の減少は、隔離政策の結果だと強調した。「もしも入院患者の率が現在のように下がり続けるならば、この2週間のあいだに、システムは安定化していくだろう」、知事は主張した。しかしこの24時間で779人が死亡したという記録は、前日の731人を上回った恐ろしいものであると指摘している」。死者の数は引き続き上昇している。なぜならば入院し、人工呼吸器を装着した重症患者は、数日間にわたって死んでいくだろうからである。

 

一方で市長が発表した報告書では、COVID-19で死亡した34%はヒスパニックであると指摘している。ニューヨーク市の860万人の住民のうち、このコミュニティーは29%を占めている。これら死者数の理由を知ろうとすると、市長は、言葉の壁があり、政府の発表を理解するのを妨げているのではないかと引用した。それゆえデ・ブラシオは、コロナウィルスに関する情報の新しいキャンペーンを、14言語でおこなうことを発表した。しかしこのほかにドナルド・トランプ大統領の反移民政策が影響していることを強調した。「この2年間のあいだにおこなわれてきたことは、多くの移民が、何よりも許可証を持っていない人々、しかし書類を持っている人も含めて、通常は支援を求める場所、、あるいは医者の診察から、かれらを遠のかせている」、市長は主張する。ニューヨークに居住するヒスパニックの3分の1、おおよそ100万人は、許可証を持たない移民で、健康保険を持っていない。多くのものは医療支援をもとめることを、強制送還を恐れることからやはり避けている

(Pagina12による)

 

(ニューヨークの遺体安置車、foto:800Noticias)