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カーニバル結果発表の日

2020-05-15 | サンバ
 カーニバルの結果発表には、独特のドキドキ感があります。
 今年のジョーヴェンの発表は、ジーンと来るものがありました。

 以前は、カーニバルの結果は、パレード会場で審査員がつけた点数を1項目ずつ発表されるのを聞いて、一緒にパレードをした人たちと観客席で、一喜一憂しながら、大歓声をあげたり、そんな低い点ではない! と怒りをぶつけたりしたものですが、とある事件が起きてからは、各チーム代表者のみが会場入りをし、あとの人たちは、テレビの実況中継をチームの練習場で見守るようになりました。

 モシダージのような大チームの発表は、TV中継がありますが、3部リーグのジョーヴェンの発表は、今年はyoutubeのライブ配信を練習場の大スクリーンでみんなで見守りました。

 母体がサッカーチーム サントスFC応援団のサンバチームとだけあり、前半、ずっと不調だった点数が好転すると、サッカー場の応援コールが沸き上がり、みんなの気持ちが上がっていきます。

 去年は、9位と芳しくなかったので、今年こそは・・・という願いが、みんなにあります。

 後半、かなり盛り返したのですが、結果4位でした。
 最後の審査員の点数が発表されたとき、会場はシーンと静まりかえっていました。

 そのとき、1人の兄ちゃんが「みんな、喜ぼうぜ!」と叫びました。
 同時に、今年のチームの歌を歌い始めて、練習場でいつもの練習のようにパレードをし始めた一軍が出ました。

 みんな自然に歌い始めたのですが、また別のバテリア(打楽器隊)でリーダー的に頑張っている男性が「ちょっと待って!」とみんなの歌を止めました。

 何が始まるのかと思いきや、そのリーダーは
「点数が悪かったのは、誰のせいでもない。みんな頑張った。またすぐ、来年のカーニバルの練習が始まる。みんな練習しようぜ!」

 すると、さっきから何か言いたそうにしていた別のメンバーが
「今年の結果発表はいつもと違っていた。ここ数年、落ちないように、と応援していたのが、今年は、優勝だ! と応援した! この調子だよ!」
 
 どこからともなく、、拍手が沸き、また今年の歌が始まりました。
 みんな笑顔で、勢いにのって、満足感いっぱいで歌いました。
 カーニバルもサッカーもですが、発煙筒がたかれ、真っ赤な光の中で、みんなの今年の頑張りを称えました。

 みんなの一体感を感じた結果発表でした。
 毎年、毎年、違うカーニバルがあります。

 
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