コロナの影響で… | 旅中毒

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バックパックと少しのお金とパスポートがあればいい。行けば行くほど行きたい場所が増え、人生狂って後悔なし!

呑気にオーストラリア日記を綴っている間にえらいことになりました。もうこのブログ記事も「今さら?」てな感じ。でもオーストラリア日記を中断したくなかったもんで、このタイミングとなりました。

 

騒ぎになってしばらくは、「2月末には収まるんじゃないか」なんて楽観的な見方もありましたね。その頃は仕事先でも『春に中国で予定されていた国際会議ができなくなったので、代わりに日本で開催します』なんて話が来て、ホストとして準備を進めていたんですよ。もっとも、私を含め少なくない人数が「いや、日本で感染が発生しないとも限らんし、延期にした方が良くない?」と言ってましたけど。案の定、しばらくしたら日本も感染がひどい国としてリストに乗ったもんで、ホントに会議自体が延期になっちゃった。そうこうしているうちに世界中に問題が広がっていき…

 

てことで、ゴールデンウィークに予定していた旅行はキャンセルです。スコットランドのシェトランド諸島に行く予定で、旅行会社勤務の友人にチケット手配をお願いしてあったの。働き損させて申し訳ない。

 


(2010年6月の台湾旅行で買ってきたお酒。懐かしい)

 

キャンセルを考え始めた頃は、「GW頃には日本からの英国への入国が不可になっているかも」とか「宿のオーナーがアジア人客を不安がるのでは」とか、そういう感じの心配が大きかったんですよね。そうこうしているうちにイタリアで感染者激増。スペインもかなりやばい。そして、英国やフランスも1ヶ月遅れでイタリアの後を追うだろう、なんてニュースが耳に入り…。

 

キャンセルした時は「もしGWまでに騒ぎが収まったら、その時点で行けるところを探すわ」とか言っておりました。今となってはそれすら懐かしい楽観ですわね。

 

GW頃の感染の広がり具合が、日本と英国のどちらでより深刻になっているかは予想できません。でもそれは正に「どちらが深刻か」という比較の問題。その頃までに事態が収まっているとは思えない。旅行好きにはつらいけど、旅行業界の方々のつらさは比べ物になりませんね。

 

でも添てんさんのおっしゃる通り、旅行業界だけの問題じゃない。旅行客がいなくなれば、観光施設も観光バス会社も団体客を入れているレストランも土産物屋も営業が成り立たない。飛行機が減便・休航になって、クルーや整備の人も、ケータリング会社の人も、そして航空会社や空港で働くすべての人、空港での仕事の取引先が仕事を失っていく。

 

そしてそれはスポーツ業界、音楽業界などでも同じこと。繋がっていない仕事なんかない。

 

血の涙を流すツタンカーメン(本当にそういうモチーフなの。エジプトの絨毯工場で撮らせてもらった)

 

てことで、旅行に行くのは夏休みだと頭を切り替えて… とか思ってたんですけど、どうでしょうね。まず、海外は夏もまだ無理でしょうね。国内だってしばらくは無理でしょう。日本はこれから感染が広がるだろうという見方もありますしね。私が働いている大阪も、住んでいる兵庫も、全国でトップクラスの感染者数ですし。

 

「治療薬やワクチンが開発されるには12~18ヶ月はかかる。それまで外出を控えて耐えるしかない」なんて話も聞きます。終息すると期待すること自体が間違いで、一度収まっても、これからは何度か小さな感染の広がりを見せながら常に社会にあるものとなり、いずれ風邪のような存在になっていくのでは…と言う見解も聞きました。(普通の風邪も、ワクチンも治療薬もありませんものね)


ああ、「次の休みにはどこに行こうかな」などと能天気に悩んでいられる日々が早く戻りますように…。

 

 

変な商品を開発することでは日本も負けておらん。