こないだうちから料理の写真をブログに使っているのは、ダイエットに関係しているからってのも多少はあるんですけど、使える写真があまりないからなんですよね。
春からこっち、あまり遊びに出ていないから、楽しい写真がないんだよなー。食べ物の写真は食事の記録としてほぼ毎回撮っているので、そればっかり溜まっている。もっと普段の写真を撮ればいいのでしょうけど、身の回りの物を撮って魅力的な写真にするセンスも技術もないわ~。
最近お外で撮ったものと言えば大阪の街中で見かけたビル。わかりにくいと思いますが…
この白い木の扉は隣のビルとの間の路地に繋がっているのかと思ったら、
路地への扉は別にあって(右側、青い扉)、白い木の扉(柱の陰にドアノブだけちょっと見えている)は両側とも外から出入り自由。何これ?
おまけに、上の写真と下の写真とでドアの位置が違うように見えちゃう(気のせいだろうけど)。夜の写真なせいもあって、ちょっと怖い想像が…。
ここを若者のグループが通りかかるの。
「何これ、ドアを設置する意味ないじゃん!」
「このドア開けるから、俺が通るところ写真に撮ってくれよ」
「鍵がかかってるぞ、無理だ」
「壊しちゃえよ。どうせ鍵かけておく意味もないだろ、両側ともアクセス自由じゃ」
そして若者の一人が扉を開け、通ると、姿が消えてしまう。
「おい、ふざけるのやめろよ… どこに隠れてんだよ」
どこにも隠れる場所なんてないのはわかりきっているので、作り笑顔で無理に笑う友人たちの声は震えている…。
そして警察沙汰になり、ビルの持ち主が呼び出されるのです。
「だから鍵をかけてあるのに、なぜ壊したんですか…」
「“だから”? “だから”って、どういう意味です?」
「私だって何も知らないんです。でも鍵は、開けてはいけないからかけてあるものでしょう。それくらい、わかりますよね?」
もっと話を膨らませて細部も描写しないと娯楽話になりませんが、とにかくこの手の話は、失踪した人はそれきり行方知れずで、扉の謎も解かれず、何もかもわからないまま終わるのが良いと思います。『そう言えば何十年も前に青い扉から変わった服装の男が出てきたことがある、その男の名前が失踪した男と同じだった』とかのパターンも定番ですが、個人的には、何一つわからないままの終わり方がいいかな。
まあ、現実的に考えますと、たぶん以前は灰色の柱の横は壁でふさがれていて、路地へは白い扉からしか行けなかったのでは? で、後で壁を撤去して、奥に路地の入口として青い扉を設置した。そこで白い扉は役目を終えたけど、撤去するのも面倒なので放置してある、と。これも想像ですけど。
ここは私の行動圏内ではないのですが、用事があって訪れた場所から電車を使わずウォーキングで帰るぞ~とブラブラ見物しながら歩いていて見つけたの。
この後、更に散策して日本酒専門店も見つけ、「福井県民の心の産湯」というお酒を購入。痩せるんじゃなかったのか私! でも店内にあった洒落た立ち呑みバーに寄ることもなく帰ってきたのだから、意識は高く保ったままと言って良いでありましょう。