英ゴリ本 061 [ ▲ 英ゴリラの読書]
The Great Automatic Grammatizator and Other Stories
4. Man from the South
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Written by Roald Dahl
[Book : First published 1998]
[Story : First published 1948]
昨日の The Umbrella Man と同じ選集本から
この作品について書いておきたいと思います。
と言いますのも、
目次の順まで同じ米国版では、表題が
「Man from the South
and Other Stories」
に変更されている!... ので
つい拾いたくなっちゃいました。
[Book : First published 2000]
小説の語り手「私」(英国人) は
ホテルのプールサイドで出遭った南国訛りの老紳士が
やはり偶然居合わせた若者 (米国人) に仕掛けた
「奇妙な賭け」に巻き込まれます。
若者が「自分のライターは ミスることなく必ず火が付く」
と、言ったのを聞いて
老紳士は「10回連続ミスらなければ、私のキャデラック
をやるよ。君には 指を1本を賭けてもらうよ」
最初は、怖がり, 嫌がり,... 賭けを躊躇する若者も
話しているうち、だんだん、その気になってきます。
「私」も、若者と一緒にいた女性 (英国人) も、反対します
が、結局、「賭け」は 成立してしまい
ライター点火の場所を紳士のホテルの部屋とし
「私」は レフリー を, 女性は 証人をする流れになります。
部屋に移動すると、まず、老紳士はメイドに
指の切断 に必要な道具を揃えさせ、人払いをします。
この人、本気で指を切るつもりなのか!?
「私」と 女性の反対は遮られ、ライター点火が始まります。
1回, 2回, ...., 8回!
ここで、老紳士の妻が登場!
彼女の言うことには ... 夫 Carlos は、賭けで
11台の車を失い、47人分の指を手に入れた後
それが原因で、住んでいた場所にいられなくなり、
ホテル住まいをするはめになりました。
そして、今では、賭けで 全財産を失っており
キャデラックも 妻の所有物だそうです。
... で、緊張しまくった「賭け」は、あっけなく終了です。
しかし、レフリーとして預かっていた車の鍵を返す時に
「私」は 見てしまいます ...
夫人の手は、親指の他は指が1本残っているだけだった ...
ゾッとするけれど、秀逸な オチ ですね ...
怖いですね〜Vサインは出来ます?
しかし賭け事は本当に大嫌いです!
横浜には絶対行きません・・・
賭けてみます><
by Hide (2019-11-24 14:19)
Hide さん,
Vサインは無理そうですね ...
OKサインも難しい ...
小指が残っていれば、ハワイで挨拶はできる。
それにしても、ギャンブル依存症の恐ろしさ!
妻の犠牲的精神も甲斐が無い ...
カジノ場候補は、お台場もありましたが?
by sasanono (2019-11-27 13:12)