傍観者 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

君は鉛筆を持ったまま
う〜ん
どうしようかなって顔してた

「何をどうしたいの?」

「どうやって英単語を
覚えようかと思って」

「書くのが一番じゃない?」

君はまだ
う〜んの表情のままだった

「どれどれここは
兄に任せてちょうだい」

割り込んで来た兄は
君の横に座り込んで
教科書を懐かしそうに見ている

確かに任せた
僕の出る幕は終わった

側で聴いてると
上手な先生と
上手な生徒になってる

僕は上手な傍観者に
なれてるかな