■　9月15日　～リーマンの経営破綻から11年目～

 

 

いまでも、経済や政治にまつわる言葉がカタカナ語や横文字で表現され

ると・・・重要性や、本質、真実が見えなくなると感じます。

 

●●ファースト

ヘイトスピーチ

ブリクジット

ダイバーシティ

SDGｓ

 

「サブプライム」もその一つであったと・・・。

 

11年前、その少し前から・・・。

あの頃・・・。

 

9月15日は、経済危機を振り返る日のひとつ。

引き起こさないように、改善できているのでしょうか。

 

未然防止策は、あまた打たれていても・・・。

関係者の本質があまり変わっていないとすれば、残念です。

 

　2011年9月15日、リーマン・ブラザーズ証券が経営破綻しました。

 

　サブプライムローン・・・。平成19年、平成20年、いえ、もう少し前あたりから。

 

　『CDO』の類の金融商品を、日本国内の証券会社が金融機関や事業法人、形を変えて、個人投資家にまでに販売しました。

 

　その頃、販売に檄を飛ばした司令官達や販売員は、今なお、そこらにおられますｗｗｗ。

　証券アナリスト資格保有であろうが、FPの上級資格をもっていようが、MBAであろうが・・・。関係ありません。

目の色が変わり、満月に遠吠えするような魑魅魍魎化した面々。

 

販売すれば、べら棒な手数料が転がり込む・・・。

仮に、1億円販売すれば、その会社、担当者や担当部の評価は、

6％・・・いや、ものによっては10％の手数料！。

10億販売すれば、1億円の手数料。

組成や商品部門の「抜き」具合を加えれば、もっと手数料が。

 

　インテリらしき人が、根拠が脆弱なところを糊塗するような資料を作成し、企画部門が、営業部隊におろして、販売。

 

「サブプライムローン」は、返済に懸念があるアメリカの低所得者の住宅ローン。

もともと返済力が低い人への住宅ローンを細切れに切り分け、もう一度くっつけて、粘土のようにこねくり回しすと、信用が高まり・・・。

高格付けが、格付け機関により、付与されて・・・。手品のような不思議さです。

 

 

「だから、信用できる・・・。」「売りまくれ！」

 

 

毎年、9月15日に思うこと、2点。

①「自分自身の価値観と見識・知見で考えること」を忘れてはならない。

 

 

　その手の推進をした人物は、今でも、そういった経営や、推進の快感が忘れられず、機会をうかがっています。

 

②友や助言者、業者は、心眼（しんがん）で見極め、選びましょう。

 

サブプライム・CDOの前科のある金融人の見分け方、お教えしましょうかｗｗｗ

 

 

①の目利き面では・・・。

 

前兆は・・・。

1年前、

2007年2月。NYでサブプライム融資関連会社の株価が急落しました。

→国内では、「調整だけで戻る！心配するな！」各社内で大本営発表。

 

2007年7月アメリカの大投資会社「ベアー・スターンズ」の実質的破綻。直前まで、ベアースターンズ自身は業績予想を黒字見通しを発表。アナリストも同じようなもの。

その数日後、資金繰りが悪化。手元資金は、消え去り急転直下破綻へ。

JPモルガン・チェースに買収されました。

2007年8月9日、BNPバリパは対応策として傘下が販売する投資信託の解約凍結を発表。投資家は大混乱。サブプライム系の金融商品が含まれた投資信託はが解約できない状態に。
 

ローン会社が、その債券を銀行に売り、銀行は証券化して（こねくり回して）投資家に売り・・・。

MBS（モーゲージ債）をさらにこねくり回してCDO（債務担保証券）にして販売。

「低リスク、高リターン」という、「リスク同リターン」の理論を隠蔽する話法理論で販売し続け・・・。
貸したお金が返済されるか（回収できるか）は関係なく、約定して、手元から投資家に、手元にはおかず、おいても、転がし、転がせば、手数料が入り、「やったもの勝ち」・・・。審査だったのです。

 

歴史は繰り返すといいますが、繰り返してはならないのでは。

 

 

 

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