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≪　最近観たものメモ　≫


『　聖の青春　』


「青春」と名の付くわりに、全体的に、とてもとても静かな映画。（という印象）

実在の人物の話なので、それが、死へ向かいながらの青春であるということは、

わかっていても、あまりに静かすぎるので、

もう少し、生きるということを含め、熱さもほしかったなぁ、というような気もしてしまうのでした。

しかしながら、松山ケンイチの、デニーロアプローチっぷりが成功しているのか、

村山聖本人を、意外と、背中で感じさせているのは、すごいなぁと。

東出昌大演じる羽生善治コスプレ（ごめん・・・）も、悪くはないんだけど。


それはそうと、これだけ、羽生善治を追い詰めた村山聖が、たとえば、今、生きていたら・・・。


国民栄誉賞どうなっていたのだろう、とか、藤井聡太くんとの対戦はどうなったのだろう、とか、

そんな、たらればを、ついつい考えてしまうのでありました。

きっと、何かが、違っていたのかもしれないなって。



『　三度目の殺人　』


サスペンス要素の強い映画において、「結末は見る人の判断に委ねます」的な、

これまでの是枝風をやられてしまうと、ちょっと、きついなぁ…という。今回は。

ところで、福山雅治ｖｓ役所広司の場面では、

決して、福山雅治が役不足ということではないんだろうけど、役所広司がすごすぎて、

福山雅治は、弁護士でもなんでもなく、もう福山雅治で、なんだかかわいそうに見えてしまったという。

役所広司にあれをやられると、観てるこっちですら、

「どっちがホントなんだろー。この人、信じていいたのだろうか、いや、信じちゃおうか」と、

困惑させられるほどなので。


と、それはさておき、少し前に、VODで、監督の劇場映画デビュー作「幻の光」を、

久しぶりに観たばかりで、この作品の素晴らしさもあって、

期待しすぎたところもあったのかもしれないなぁと。

というか、この「三度目の殺人」、去年の日本アカデミー賞の最優秀作品賞なのね・・・



つづく



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結局、ハズキルーペが言いたいことは、

ルーペが潰れないのは女の尻でだけ、ということなのかもしれない。