夏休み前くらいから、ムスメの学校に行きたくないという回数が増えました。

毎年、この時期はそうでなくとも不調なのですが。

 

行きたくない理由はその日、その日で違うのですが、今日は喉が痛いから行きたくない始まり、(本当の理由は違うのがミエミエなんだけど)行く間際になって、部活でお友達に馬鹿にされるから、というのが今日の理由。

 

そんなこといちいち気にしていたら、学校に行けないし、これからいくらでもそんなことあるから、と思うのですが、子供の気持ちというのは大人にはもうわからなくなっているのかもしれません。

 

ちょうど、今週、個人面談がありました。

この時期の個人面談は希望の保護者のみで、必須ではないのですが、時期的にムスメが調子が悪いだろうと思って、申し込んでおきました。

 

登校はしていますが、週に1度くらいのペースで部活は休んでいますし、授業に間に合わないこともあるので、担任の先生も気にかけてくれていて、登校時間が過ぎると、すぐに電話がかかってきます。

 

私の言葉では、全く反応しないのですが、なぜか先生から電話がかかってくると、正気に戻るのか、素直に学校に行ってくる~となります。

 

個人面談でその話をしていたのですが、やっぱり他人が入ることで気持ちが切り替わったり、先生がちゃんと自分を見てくれていると感じることで、学校に行けるのだと思います。

それにしても、くだらない理由でいつもすみません、とお話すると、

 

子供にとっては、ちっともくだらない理由ではないんですよ。

目の前の世界が、彼女たちにはすべてですから。

お友達にちょっとみんなと違う点を指摘されただけでも気にするし、学校に行きたくなくなってしまったり、年齢が上がると、自殺したり、となってしまうんです。

 

そうかもしれませんよね。

これから徐々にいろんな経験をして、いろんな人に会って、彼女の世界を広げて行かなくてはならないんですよね。

 

今日のお友達が意地悪をするの話にしても、まずは自分でやめて、と言ってみて、それでも駄目なら先生にご相談してね。と話したのですが、帰ってきてから話を聞くと、「先生が解決してくれたの」と嬉しそうにしていました。

 

それもどうなのかな、、、と思いつつ。

自分で解決する方法をちゃんと見つけられるようになると良いんだけど。そこまではまだ強くないんだよなあ。

 

何がいけない、って、やっぱり友達が少ないこと。

お友達がいないわけではないけれど、どうも親友は出来ないんだよね。

ムスメの場合、親が何と言っても全く聞く耳持たないけれど、友達に言われると、すぐに折れたりする。

ちょっとした悩みも、友達がいれば、お友達と一緒に解決出来るのにと先生ともお話をしていました。

 

よく考えると、私も小学校時代、決まったお友達は居なかったのですが。学校に行きたくない、はもちろんありましたけど、実際に行かなかったことはなかったんですよね。我慢してましたよ。親にも先生にも言わずにね。

 

その辺は性格の違いなんですかね?

 

そんな近況です。

 

オークンの面談は、また次回。

少し間が空いてしまいましたが、先日の続き。

 

”良い学校”に行く意義(私の場合)

例えば子どもが学校に行かないという選択を後押し出来るか

 

スマホが普及して、手元を覗けば情報が溢れる時代に生きる子どもたち。

ネットの世界には、正しい情報も、間違った情報もあり、

情報の取捨選択をどうしていくかですよね。

 

先日お会いしたK野さんは、まさにデジタル世代。

研究をするために、協力してくれる人を捜すため、

研究機関等へメールを送りまくったそうです。

 

そのうち返信がくるのは数人だったそうですが、

 

  • 短時間で大勢に一斉に送付出来る
  • 個人メールアドレス宛で直接コンタクト出来る

 

のは現代ならではですね。

 

彼は、親が一番やるべきことは、googleの検索の仕方を教えるだけでいい、とセミナーで話していましたが、そうは言っても、それはある程度の知識力のある子どもが前提なのでは?と思わずにはいられず、ご本人にも聞いてみました。

 

例えば、ネットで調べものをしたとしても、

情報量が膨大で、子どもだけで正しい判断が出来るとは思えない。

ましてや中途半端な情報入手で、途中で興味が薄れ、

掘り下げることを止めてしまったら、

知識自体が浅いままで終わることもあり、意味がないのでは?

ネット環境を与えるには基礎学力があることが前提なのでは?

 

との私の問いに、

 

そこがお母さんの出番なんじゃないですか?

情報の取捨選択をアドバイスするなどの介入であれば良いのではという話になりました。

 

それにしても、我が子とのスペックの違いが否めないのですが、探究心の深さはやはり興味からですよね。

 

一番私が気になっていることは、”中途半端な情報”です。

中途半端は、恐怖心をうむだけですから。

 

例えば、食品添加物は危ない、予防接種は受けたら危ない、

そこで「なぜ?本当なの?」と思えるか。

 

恐怖心をあおる言葉を並べて商品を売る業者もあります。

 

うちのムスメも一時期ウイルスが怖いと言い始め、

外に出ればウイルスで蔓延しているかのごとく、

恐怖心でいっぱいになっている時期がありました。

それは中途半端な、ウィルス=悪い という情報をテレビから仕入れた結果です。

 

ウイルスよりもどちらかというと身の回りにあるのは細菌

じゃない?という話をしてみたりしましたが、

なんせ私自身、理系じゃないもので、全く興味も湧かず。

この時、これはいかん、子どもと一緒になって、不安を払拭し、さらに掘り下げる手伝いを出来るようにならなくては〜と思ったのでした。

 

幸い、理系の職場におりまして、わからないことは、

子どもを職場に連れて行って、質問させたりしています。

 

結論としては、何事も本物に触れること、専門家に会って話を聞くこと。ですかね。

 

なんだ、今も同じじゃん、なんて思いますが、意外とこれが当たり前じゃなくなるんじゃないですかね?

 

ネットだけで情報を収集して、判断する。

 

えー?いちいち見に行くなんて必要なくない?

ネットで見れんじゃん!

 

なんて言葉が聞こえてきそう。

 

でも本物を知っていることと、知らないことではだいぶ違うと思います。それを教えるのが親の義務でしょうね。

 

そんなお話でした。