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カテゴリ:時事問題
NHKの政権寄り報道の問題点について3月14日の「朝日新聞デジタル」で以下のように報じられました。
NHK、野党の「政権寄り」批判に「真摯に受け止める」 小川氏が問題視したのは1日の「ニュースウオッチ9」。統計不正への対応が不誠実だとして野党6党・会派が同日提出した根本匠厚生労働相の不信任決議案に関する2時間弱の小川氏の趣旨弁明を取り上げた。 元記事はこちら 大越健介、国谷裕子両キャスターの降板なども含めて、NHKの「政権寄りの姿勢」「公共放送ではなく安倍政権の広報機関化」といった批判は繰り返しなされてきましたが、それを少しでも矯正し、本来の公共放送に近づけていくためにも、具体的報道内容に即した批判・追及が欠かせません。 先月、週刊金曜日が、かなり丁寧に「NHK研究スペシャル」という特集を組んでいましたので、紹介(複数回)したいと思います。 検証1 2017年総選挙時における北朝鮮「ミサイル報道」の怪 「選挙に勝ったのは北朝鮮のおかげ」と思わず本音を漏らしたのは、総選挙後の麻生氏ですが、報道内容を検証してみるとNHKのおかげが大きいのではないか、と思えてきます。以下、「週刊金曜日取材班」による検証です。 同年は「北朝鮮の脅威」が大きく煽られ、特に北朝鮮のミサイル実験やミサイルを繰り出した軍事パレードがテレビの画面にたびたび登場したのは記憶に新しい。だが、下の表にあるように、8月から9月にかけてミサイル実験があったのは3回、総選挙の月となった10月はゼロ回(・・・)。 ところが、ミサイル実験のなかった10月であるにもかかわらず、最も視聴率が高いとされる午後7時のニュースにはなぜか15回も北朝鮮ミサイルの映像が登場(・・・)これが次に視聴率の高い午後9時のニュースになると、それぞれ18回、47回に増大する。(・・・)
その理由として、(森友・加計問題で追い込まれ、憲法に反して臨時国会も開こうとしなかった)安倍晋三首相が選挙前から選挙期間中にかけて「北朝鮮からの脅威」をたびたび強調し、「国難」とまで呼んで「対応を国民に問いたい」と解散に踏み切ったことと無縁ではないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.28 23:18:19
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