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カテゴリ:時事問題
リテラ掲載の、金平茂樹氏と室井佑月氏との対談「アベを倒したい!」
興味深い点はいろいろあったのですが、若者のメディアリテラシーに関連した金平さんの発言が印象に残りました。 「金平 みんなスマホしか見てないからね(笑)。これってすごい大事なことで、つまり、知識を得るときに、最初の入り口がスマホだと、ここで目にするのはポータルサイト。そしてそこにはライツフリーの産経の記事が氾濫している。僕のようにアナログ世代は、新聞を読み比べることでリテラシーを取得してきたけど、それがない。」 私もかなり以前から「ネットで検索すると産経新聞(フジサンケイ系列の情報)ばかりが多く出てくるのはなぜか」と気になっていたのですが、ようやく理解できました。 2013年の「livedoorニュース」で、藤本一郎(弁護士、同志社大学客員教授)は以下のように述べています。 ネットで記事を検索しようとすると、アサヒコム(朝日新聞社)や、日経新聞が出て来るのですが、冒頭部分のみで、「この先は有料」とすぐなるのです。(・・・)。 ところが、全て無料で読めるネット新聞があります。 産経新聞(MSN産経ニュース)です。 このためか、アプリ等が自動収集するニュースも、産経新聞発信のものが多くなっているように感じます。私が普段使っているiPhoneのアプリSmartNewsでも、よんななニュース、NHKオンラインと並んで、MSN産経ニュースがソースである割合が高いように感じます。 MSN産経ニュースを直接読もうと思っていなくても、ポータルサイトやアプリから、MSN産経ニュースを読んでしまう。こういうことが増えているように感じています。 いま、憲法改正議論等でも、日本が全体的に右傾化していることが言われます。これが良いことか、悪いことかはさておき、比較的部数も多い「勝ち組」の新聞社が記事を一部有料化しているうちに、無料で読める新聞社が、日本人の心を少しずつ変えている可能性、あるのではないでしょうか。 〔引用終了〕 それではなぜ購読者の少ない産経が無料でニュース配信できたのか? 〔最初〕 金平茂紀と室井佑月、萎縮するテレビで孤軍奮闘を続ける二人が語る実態! メディアはなぜ安倍政権に飼いならされたのか (・・・)今回は地道に果敢に政権批判を続ける数少ない番組のひとつ『報道特集』(TBS)キャスターを務める金平茂紀氏をゲストに迎えた。金平氏といえば、『筑紫哲也NEWS23』番組編集長、TBS報道局長、アメリカ総局長などを歴任。定年退職後の現在も、『報道特集』キャスターを継続し、政権への厳しい批判も厭わない姿勢を貫いている。 室井 それにしても金平さんと話していると、メディア状況は最悪だし、その背後の安倍政権を言葉や言論によって倒せそうにないし、どうしたらいいんですか! 金平 並大抵じゃないんですよ。今回の対談もそうだけど、結局、室井さんと僕の考え、ベースは同じでしょ。それは市民運動をやってる人たちや、“良心的”ジャーナリストなどもそう。“内輪”だけで話をしても、「そうだよね」「そうだよね」となる。それは密室のエコー・チェンバー・エフェクト、こだまになっちゃう。これではやはり、政権は倒れないし、カッコ悪いと思っていて。そこから一歩進んで、安倍政権を支持している人々とも対話する。 室井 わたし、生まれたときからずっと面倒臭い人間だから。あっ、金平さんも同じだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.30 14:18:12
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