暑い夏も嫌ですが、雨の日が続くのも嫌ですし、湿気が多いことも身体がだるくなりますよね。
会社の湿度計が80%を超えていると空気がベタベタしますし、少しでも動くと温度高くないのに汗が出てきます。
モワッと蒸れる感じなんですよね。
こんな時期にスーツやジャケットは本当に羽織りたくない。
外で雨でも降っていたら生地に湿気が含まれて重くなるし、生地がヨレヨレとなり、綺麗なプレスラインも自然に消えてしまうくらいです。
スーツに付いたシワを取るという方法で浴室の蒸気がある場所で吊しておくということを聞いたことがあると思いますが、まさにそんな状態が自然におきているという感じです。
なのでスーツやジャケットはヨレヨレになってしまいます。
通常のウールは湿気に弱いです。
そこで、湿気に強く、夏場でも涼しい「天然素材」である「モヘア」がこの時期には活躍します。
エルメネジルド・ゼニア生地のモヘア素材
「モヘア」とはアンゴラ山羊の獣毛で通常の羊毛とは異なる物です。
モヘアは冬に活躍すると言われているし毛自体も重いので確かに秋冬生地に適していそうですが、張りがあり弾力もあることで夏場の生地に使われることも多いです。
夏場として薄く仕上げた生地であれば風通りも良く、光沢もあるので高級感を感じられる生地ですし、湿気に強く雨の日でもヨレヨレにならずパリッとしたままの状態を保ってくれます。
シャリ感のあることが特徴で、手触りも湿気がある時には心地良いざらつきがあります。
まさにこの時期のスーツ、ジャケット生地と言えるでしょう。
ビジネスマンには必須の素材です。