浦賀の渡しと、洲崎と、法幢寺と ~神奈川県横須賀市の渡船・地名・寺院 | 九州下町おやじの珍道中

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2018年12月31日の横須賀・浦賀散策レポの続き。

 

大六天榊神社」をお参りし、地名の由来「蛇畠」「紺屋町」を見学した後は、「浦賀の渡し」に向かいました。

 

 

大六天榊神社・蛇畠・紺屋町のレポ

https://ameblo.jp/indyaki12/entry-12564777587.html

 

 

 

浦賀の渡し」まで、戻って来ました。お昼休みがあるんですね…(^^;

 

 

 

浦賀の渡し」の桟橋。先客がいらっしゃいますね。

 

 

 

舟がやって来ました。

 

 

 

桟橋の横には、岸壁があって…。真横から見られるのって、なかなかないかも!?

 

 

 

浦賀の渡し」の船の到着。朱の屋根もあって、いい雰囲気ですね~♪

 

 

 

乗船します。定員は12名。自転車も乗れるんですね。

 

 

 

渡し船はゆっくりと旋回して…。

 

 

 

対岸の東浦賀に向かいます。対岸は、もう目の前に見えていますよね。

 

 

 

浦賀湾の奥、浦賀ドックの方を眺めて…。

 

 

 

浦賀湾の東側に到着。ヨットバーバーがあるんですね、東浦賀には。

 

 

 

乗って来た渡船を今一度…。

 

 

 

渡船場」の由緒書き。渡船の歴史は古く、享保18年(1733)の「東浦賀明細帳」には、渡船を修復する際、周辺の村も東西浦賀村と応分の協力をすることとあり、操業が確認されています。

 

 

当時の羨道の生活は、東西浦賀村の1軒当たり米6合で支えられていました。

平成10年8月に就航した現在の「愛宕丸」は御座船風のデザインとなっています。

この航路は「浦賀海道」と名付けられ、横須賀市道2073号となっており、東西浦賀を結ぶ渡船は、浦賀のシンボルの一つです。

 

 

この狭くて細長い入江の対岸に向かうには、渡船が一番早くて楽ですもんね(^^)

 

 

 

浦賀の渡し東渡船場の近くに建物には、「浦賀城跡遺構図」が掲示してありました。

浦賀城」は、明神山(本丸)、東林寺山・専福寺裏山(出丸)からなるY型地形で、明神山と東林寺山の間に大きな堀切を設けています。

 

 

東叶神社」の後ろの山が「浦賀城」の本丸だったんですね!

 

 

 

その横には、昔の浦賀の航空写真もありました。おお!船がたくさん横付けされていますね~それだけ、造船業が盛んだった、ということなんですね!

 

 

 

更にその建物柱には、人物の写真が大きく貼られていて、「NAKAJIMA SABUROSUKE」とあって、その後ろの壁には「中島三郎助と遊ぶ会事務局」とあります。

 

 

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中島 三郎助(なかじま さぶろうすけ、文政4年1月25日(1821年2月27日) - 明治2年5月16日(1869年6月25日))は、江戸時代末期(幕末)の幕臣。江戸幕府浦賀奉行所与力、のち蝦夷共和国箱館奉行並。(中略)

嘉永6年6月(1853年7月)、アメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊が浦賀沖に来航(黒船来航)した際に、副奉行と称して通詞の堀達之助を連れて旗艦「サスケハナ」に乗船した[1]。その後、浦賀奉行・戸田氏栄ら重役に代わり、香山栄左衛門とともにアメリカ側使者の応対を務めている。なお、アメリカ側の記録では、船体構造・搭載砲(ペクサン砲およびダールグレン砲)・蒸気機関を入念に調査したことから、密偵のようだと記されている。ペリーの帰国後、老中・阿部正弘に提出した意見書で軍艦の建造と、蒸気船を含む艦隊の設置を主張。嘉永7年(1854年)に完成した日本初の洋式軍艦「鳳凰丸」の製造掛の中心として活躍し、完成後はその副将に任命された。(後略)(ウィキペディア「中島三郎助」)

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E4%B8%89%E9%83%8E%E5%8A%A9

 

 

中島三郎助は、浦賀ゆかりの人物なんですね。

 

そう言えば、このシリーズでレポした「愛宕山公園」に、「中島三郎助招魂碑」がありました。

 

 

愛宕山公園のレポ

https://ameblo.jp/indyaki12/entry-12501736465.html

 

 

 

中島三郎助に関する資料が、柱に貼られていて、なかなか面白い!

 

 

 

浦賀の渡し東渡船場から、真っすぐに延びる路地を進むと、途中に、井戸があって…。この先に「叶神社」があるんですね。

 

 

 

その井戸のすぐ傍には、石祠があります。水神様のようですが、万延元年(1860)8月に「さく井」とありますので、その年に井戸が掘られたということなんですね。

 

 

 

途中、昔ながらの御宅があって、風情があるな~♪

 

 

 

洲崎」という地名の由緒書き。東浦賀町2丁目のこの辺りを「洲崎」といい、その地形から分かる通り、浦賀湾にふっくらと張り出した洲の先頭部ということに由来しています。

 

 

 

洲崎の山の手には、江戸時代初期に、三浦按針ウイリアム・アダムス)の屋敷があり、按針が勧請した社があったと記録されていますが、その場所は分かっていません。

 

この近くの「東叶神社」の浦山は、戦国時代の1556年、三浦半島が房総の里見軍に攻められた為、北条氏康が築城したと言われる「浦賀城」があった所で、後北条氏時代の三浦半島水軍の根城でした。

山頂は平坦で、東京湾と対岸の房総半島が一望できます。

 

浦賀奉行所与力・中島三郎助と子の墓が「東林寺」にあります。

 

 

 

更に進むと、また井戸があって…。海に近いのに、井戸がいくつもあるんですね。

 

 

 

その井戸の奥に石段が見えたので、近づいて…。

 

 

 

石段を上ると、「法幢寺」という由緒書きがあります。明応2年(1493)に大本山鎌倉光明寺8世の観誉祐崇上人によって開かれたお寺で、上人は浄土宗で「お十夜法要」を始めた人です。

 

 

本堂には、恵心僧都の作と言われると言われる阿弥陀三尊像が安置されており、像の高さは約1mあり、薬師如来は眷属の十二神将とともに安置されています。

 

山号の円城山は、永正15年(1518)三浦一族を破り、小音痴を領した後北条氏が房州の里見氏に対する備えとして築いていた「浦賀城」の一廓であったことを物語るものです。

 

 

 

法幢寺」の境内を進み、堂宇。本堂でしょうか…。

 

 

 

近づいてみると、扁額には山号の「円城山」とありますが、その下の彫刻がまた見事だこと!

 

 

 

横須賀市HPによると、漆喰を使った「鏝絵」とのことです。

 

 

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法幢寺の鏝絵

東浦賀・法幢寺本堂正面軒下小壁「牡丹に唐獅子」

牡丹に岩上の一対の唐獅子が鞠と紐に戯れる図柄を、二間の壁面にわたり連続画的にレリーフ状に表現している。唐獅子頭に玉眼(ガラス玉)を嵌入。中央下段に銘文があり、「奉納/大正十五年/九月廿八日/岩田徳太郎/岩田辰之助」とある。白漆喰仕上げ、一部彩色。(後略)(横須賀市HP)

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https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2490/uraga_walk/kotee-houdou.html

 

 

前回レポの「大六天榊神社」の社殿や、前々回レポの「川間町内会館」にも、「鏝絵」だそうです。浦賀では「鏝絵」がよく使われているんですね!スゴい!

 

 

川間町内会館(浦賀奉行所跡)のレポ

https://ameblo.jp/indyaki12/entry-12547968029.html

 

大六天榊神社のレポ

https://ameblo.jp/indyaki12/entry-12564777587.html

 

 

境内には、無縁仏の供養塔があって…。

 

 

 

こちらは庫裏のようです。

 

 

 

浦賀の渡し」に乗って、「法幢寺」をお参りした後は、「東叶神社」に向かいました。

その様子は、また後日。

 

 

 

 

浦賀の渡し

西渡船場 神奈川県横須賀市西浦賀1-18-2付近

東渡船場 神奈川県横須賀市東浦賀2-4-21

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/5610/tosen-main.html(横須賀市HP)

https://www.cocoyoko.net/spot/uraga-watashi.html(横須賀集客促進実行委員会HP)

 

 

法幢寺

横須賀市東浦賀2-16-20

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2490/uraga_walk/higasi9.html(横須賀市HP)

 

 

 

 

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