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2020.05.14
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カテゴリ:読書



商品基本情報

発売日: 2019年12月20日頃
著者/編集: 久坂部 羊
出版社: KADOKAWA
発行形態: 単行本
ページ数: 368p
ISBNコード: 9784041088210

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

離島の医療を学ぼうと、意気込んで「岡品記念病院」にやってきた研修医の新実一良。ところが先輩医師や看護師たちはどこかやる気がなく、薬の処方は患者の言いなり、患者が求めなければ重症でも治療を施そうともしない。反発心を抱いた一良は在宅医療やがん検診、認知症外来など積極的な医療を取り入れようとするが、さまざまな問題が浮き彫りになっていきー。現代の医療の問題点を通して、生とは何か、死とは何かを問いかける。著者渾身の医療エンターテインメント。

【目次】(「BOOK」データベースより)

赴任/臨終/自由/検診/青年/嫌煙/縮命/離任


タイトルから医療コメディみたいな感じかなーと、何気なく読み始めて、これはとのめり込んで読んだ一冊です。
病気になったら治療するという、当たり前だと思っていた自分自身の思い込みが、ガラガラと崩れ、この本から読み解ける主張に次第に感化されていくのを感じました。
どこか既視感を感じて、著者の過去の作品を調べると「廃用身」等が出てきたので、得心がいきました。割と私と相性のいい著者です。

思えば、2年前に亡くなった姑は数々の病気と戦い、数回の、時には8時間を超える手術や、愛するペットの犬猫たちと離れて何ヶ月にも及ぶ入院などを経験しました。
最後はペットたちは我が家や知人が引き取り、約1年ちょっと施設で過ごしてそこで亡くなりました。
周りの親族や担当医は、最後にある意味奇跡を信じて、もう一度手術をしようと勧めたのですが、姑は「もう手術はしたくない。一つ病気がわかって手術して、治ったと思ったらまた違う病気で手術しなくちゃいけなくて。」「でも痛いのは嫌だから、その対処だけ薬などで何とかしてくれればもういい。」と強く主張して、その意志を尊重することとなりました。

この本のすごいところは、突拍子もないようでいてすごくリアルなこと。
コミカルな文章なのに、考えさせられる内容です。
自分が元気なときはそれほど刺さらないと思いますが、自分や家族が老いたり病気になった時、どういう最後を迎えたいか意識した時、この本のことを思い出す価値があるなと感じました。










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Last updated  2020.05.14 10:24:34
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