●阪神が雨中の乱戦を制して横浜DeNAに勝利。 2分けを挟んでの連勝を7に伸ばし、 9戦連続負けなしとなった。 1回から毎回、先頭打者が出塁するものの好機を生かせない展開が続いたが、 5回にシェルドン・ノイジー外野手(29)が押し出し四球を選び待望の先制点を奪った。先発の伊藤将司投手(27)は降りしきる雨や、 5回終了後の中断もものともせず半袖で熱投。だが、 1- 0の 7回先頭で初安打を許したところから崩れ、山本祐大捕手(25)に中前 2点打を浴びてまさかの逆転を許した。それでも、打線が驚異の粘りをみせる。 2点を追う 9回に抑えの山﨑康晃投手(31=亜細亜大學OB)を攻め、森下翔太外野手(23)の押し出し死球と、大山悠輔内野手(29)の中前適時打で同点に。さらにノイジーがこの日 2つ目の押し出し四球を選んで逆転に成功。さらに木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)にも左前適時打が出て 5ー 3と突き放した。
●ヒヤリとするシーンを阪神の先発・伊藤将司投手が切り抜けた。 1回、先頭の度会隆輝外野手(21=ENEOS)に投じた 3球目だった。 138キロ直球をはじき返されると、強烈な打球は伊藤将の頭部付近へ。左腕はこれをよけながら、右手のグラブで叩き落として落ち着いて投ゴロに仕留めた。ベンチから駆け寄ろうとしたトレーナーを制し、何事もなくプレー続行。続く関根大気外野手(19)も投ゴロに仕留めると、佐野恵太外野手(29)は右飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。雨が強まり、 5回終了時には36分間の試合中断を挟んでいた。そのまま雨で試合が終わっていれば…。コールドゲームでの無安打無得点試合達成は76年の千葉ロッテ三井雅晴投手以来、48年ぶり 7人目で、球団では75年江夏豊氏(75)以来の 3人目の珍記録となっていたところだ。本物の無安打無得点試合よりもレアな記録を逃したが、なんとか粘り抜いて 9回の逆転劇につなげた。
●ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)がぬかるむグラウンドに耐え、最終回を締めて4セーブ目を挙げた。先頭の林琢真内野手(23)を遊直に仕留めた後、山本にライン際内野安打を許し、暴投で二死 2塁。(前田)大和内野手(36)に 3ボールを与えたところで、慌てず土入れを要求。大和は四球で出塁させたが、最後は度会を空振り三振に切った。
●梅野隆太郎捕手(32)が投手陣を引っ張り、劇的勝利に導いた。
 雨でグラウンド状態が悪い中、女房役として先発伊藤将をリード。 8回桐敷、 9回ゲラも雨が降りしきる中で力を引き出し、無失点リレーでつないだ。ナイン一丸の勝利をかみしめた。
●シェルドン・ノイジー外野手が決勝点を演出した。阪神が先制点を奪った。横浜DeNAの先発・濵口遥大投手(29)を相手に 1回から 4回まで毎回先頭打者を出し、得点圏に走者を置きながらも無得点で迎えた 5回。先頭の伊藤将が今季初安打となる中前打で出塁する。 4回まで無安打投球を続ける伊藤将が自ら先制のホームを踏み、7連勝に向けて優位に試合を進める。
●森下は昨年 4月に横浜スタジアムで 1度目の 2軍降格決定を経験。同 9月29日にはこの球場で無死満塁で三振を喫し、人目をはばからずベンチで涙を流したこともあった。〝魔のハマスタ〟で23日の同戦では同点を呼び込むマルチ安打、この日も 7回に自身最長の8戦連続安打となる右前打を放っていたが、まさかのミスで失点となった。
●5番から6番に打順を下げた佐藤輝明内野手(25)は、今季ワーストの 1試合 4三振。 4- 3と逆転し、なおも無死満塁で迎えた 9回の第 5打席は、捉えた打球も痛恨の 2ゴロ併殺に終わった。26日から始まる東京ヤクルト 3連戦(甲子園)で悔しさを晴らす。
●糸原健斗内野手(31)が代打安打から逆転の口火を切った。 2点ビハインドの 9回先頭で登場。横浜DeNA山崎から左前打を放ち、雨が降る中、仕事を果たしてみせた。その後、代走を送られると、チームの逆転劇をベンチで喜んだ。
●近本光司外野手(29)がが 1- 3の 9回無死 1塁で山崎の直球を右前にはじき返し、奇跡の逆転劇を演出した。 2点ビハインドの 9回無死 1塁から横浜DeNA山崎の 144キロ直球を振り抜き右前打。この日 2本目の安打で好機を拡大させ、大山の適時打で同点のホームを踏んだ。1番打者の役割を全うした。
●木浪聖也内野手が貴重な適時打で横浜DeNAを突き放した。 1点リードを奪った 9回二死満塁。左前適時打で 2点差に広げた。昨季は満塁機で打率4割4分4厘の「満塁男」。今季も満塁の場面で2打数2安打と勝負強い。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 3- 5阪神>◇ 5回戦◇阪神 2勝 2敗 1分◇24◇横浜スタジアム
 阪神が雨中の乱戦を制して横浜DeNAに勝利。 2分けを挟んでの連勝を7に伸ばし、 9戦連続負けなしとなった。
  1回から毎回、先頭打者が出塁するものの好機を生かせない展開が続いたが、 5回にノイジーが押し出し四球を選び待望の先制点を奪った。
 先発の伊藤将は降りしきる雨や、 5回終了後の中断もものともせず半袖で熱投。だが、 1- 0の 7回先頭で初安打を許したところから崩れ、山本に中前 2点打を浴びてまさかの逆転を許した。
 それでも、打線が驚異の粘りをみせる。 2点を追う 9回に抑えの山崎を攻め、森下の押し出し死球と、大山の中前適時打で同点に。さらにノイジーがこの日 2つ目の押し出し四球を選んで逆転に成功。さらに木浪にも左前適時打が出て 5ー 3と突き放した。23日まで8戦連続で続いていた2失点以下は途切れたもが打線が反発力を見せ、試合前から雨が降り続いた中でのゲームを制した。


  9回、同点打を放った大山悠輔内野手を迎える伊藤将司投手=横浜スタジアム
 降り続いた雨は横殴りに変わった。涙雨になりそうな展開だったが、最後まで諦めない岡田虎が 9回に反撃の嵐を起こした。虎党も、阪神ベンチも破顔一笑の7連勝。誰もが必死の形相で食らいついてつかんだ白星に、岡田監督は笑みを浮かべた。
 「変な試合やなあ。ほんまにもう…。最後まで何が起きるか分からんような展開やからな」
 試合開始前から降り続き、 1― 0の 5回終了後に雨脚が強くなって36分間の中断となった。再開後は流れが変わり、 7回には失策も絡んで逆転された。だが、 2点を追う 9回にさらなるドラマを一丸で演じた。


  9回、岡田彰布監督(左から 5人目)は勝ち越しのホームを踏んだ中野拓夢内野手(背番号51)を笑顔で出迎えた=横浜スタジアム
 先頭の代打糸原の左前打から 3連打で塁を埋め、森下の押し出し死球で 1点差に。なお無死満塁で大山が5番手・徳山の高め直球を捉え、低いライナーで中前に運ぶ同点タイムリー。続くノイジーの押し出し四球で勝ち越すと、木浪の駄目押しタイムリーも飛び出して一挙4得点で試合をひっくり返した。
 4打数無安打で迎えた第 5打席で意地をみせた大山は「勝って良かったです。それが一番です」とほっと息を吐いた。 5回一死満塁で 1邪飛に倒れていた主砲は「その前に何回もチャンスがあってそこをつぶしてしまった。頑張って投げてくれていた(伊藤)将司に申し訳ない。反省するべき点の方が多い」と表情を引き締めたが、岡田監督は「意地でも一本出る方がええやん。でえへんのもおるんやから」と振り返った。


 ヒヤリとするシーンを阪神の先発・伊藤将司投手が切り抜けた。 1回、先頭の度会に投じた 3球目だった。 138キロ直球をはじき返されると、強烈な打球は伊藤将の頭部付近へ。左腕はこれをよけながら、右手のグラブで叩き落として落ち着いて投ゴロに仕留めた。ベンチから駆け寄ろうとしたトレーナーを制し、何事もなくプレー続行。続く関根も投ゴロに仕留めると、佐野は右飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。

  1回、度会隆輝外野手の打球にグラブを出す伊藤将司投手=横浜スタジアム
 雨にも負けず記録に迫った。
 伊藤将司投手が、雨中の力投で逆転勝利を呼び込んだ。 7回 4安打 3失点。「ああいうところで、もうちょっと粘れたら…」と悔やんだのは、無安打無得点ピッチングで迎えた 7回だ。先頭の3番佐野に右前打。「そこは全く意識していなかった」と本人は言うが、虎党からのノーヒットノーランの期待が高まる中、この日21人目の打者に初安打を許すと流れが変わった。
 5番宮崎にも安打でつながれるなど二死 2、 3塁で前夜 2安打の山本との勝負。岡田監督も「あいつら(バッテリー)が勝負する言うから、そら勝負させんと、そらしゃあない」と腹をくくったが、中前 2点打を浴び逆転を許した。さらに二死 1塁で石上の右前打を右翼手森下が後逸し、一気に 1塁走者が生還。チーム 9試合ぶりの 3失点で、快投が一気に暗転した。


  6回表阪神一死 1塁、雨の中バントした伊藤将司投手。捕手は山本祐大捕手=横浜スタジアム
 雨が強まり、 5回終了時には36分間の試合中断を挟んでいた。そのまま雨で試合が終わっていれば…。コールドゲームでの無安打無得点試合達成は76年の千葉ロッテ三井以来、48年ぶり 7人目で、球団では75年江夏以来の 3人目の珍記録となっていたところだ。本物の無安打無得点試合よりもレアな記録を逃したが、なんとか粘り抜いて 9回の逆転劇につなげた。


  7回裏横浜DeNA二死 2、 3塁、山本祐大捕手の 2点適時打で生還する宮﨑敏郎内野手。左は伊藤将司投手=横浜スタジアム
 悪条件の中でも、初回先頭から鋭いライナーをさばくなど、冷静な投球を続けていた。中断時間があり再びアップが必要な状況でも、ブルペンでキャッチボールするなど「集中を切らないようにやっていました」。 6回表の打席でも代打は送られず、岡田監督の信頼に応えようと必死だった。
  0- 0の 5回には先頭で左腕濵口から今季初安打となる中前打。その後、ノイジーの押し出し四球で先制のホームを踏んだ。自ら打ち、マウンドで粘ったから9回の逆転劇がある。負けないピッチングで虎の背中を押した。

 


 横浜DeNAに勝利しガッツポーズを見せるハビー・ゲラ投手=横浜スタジアム
 ハビー・ゲラ投手がぬかるむグラウンドに耐え、最終回を締めて 4セーブ目を挙げた。
 先頭の林を遊直に仕留めた後、山本にライン際内野安打を許し、暴投で二死2塁。大和に 3ボールを与えたところで、慌てず土入れを要求。大和は四球で出塁させたが、最後は度会を空振り三振に切った。「投げ急がないことが一番大事だと思った。テンポは守りながら1球1球慎重に投げるしかなかった」と冷静に振り返った。

 


  9回表阪神二死 2、 3塁、梅野隆太郎捕手は四球を選ぶ=横浜スタジアム
 梅野隆太郎捕手が投手陣を引っ張り、劇的勝利に導いた。
 雨でグラウンド状態が悪い中、女房役として先発伊藤将をリード。 8回桐敷、 9回ゲラも雨が降りしきる中で力を引き出し、無失点リレーでつないだ。「お互いさまだけど、本当に粘り勝ちだと思う。こういう僅差をモノにするのはチームとしても大きい。将司もよく頑張ってくれて、追いつける点数の中でしっかり投げてくれた」とナイン一丸の勝利をかみしめた。

 


  5回、四球を選んだシェルドン・ノイジー外野手=横浜スタジアム
 阪神が先制点を奪った。横浜DeNAの先発・濵口を相手に 1回から 4回まで毎回先頭打者を出し、得点圏に走者を置きながらも無得点で迎えた 5回。先頭の伊藤将が今季初安打となる中前打で出塁する。近本、森下も四球でつないで満塁とすると、二死となって打席にはノイジー。5番起用に応えて 2打席目までに今季初となるマルチ安打を記録していた助っ人が、カウント 3- 2からの 6球目のチェンジアップを見送り、押し出しの四球をもぎ取った。 4回まで無安打投球を続ける伊藤将が自ら先制のホームを踏み、7連勝に向けて優位に試合を進める。


  9回表阪神無死満塁、シェルドン・ノイジー外野手は押し出し四球を選ぶ=横浜スタジアム
 シェルドン・ノイジー外野手が決勝点を演出した。
 同点に追いつき、なおも無死満塁の 9回。徳山から押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。打席で雄たけびを上げ、喜びを表現した。この日は 2安打に加え、 5回にも押し出し四球を選び、 2打点。「終盤まで得点することができていなかった。自分にできることをやりたいと思っていたよ。悪天候の中で、ああいう風に勝ち越すことができてよかったよ」と胸を張った。

 

  5回まで無安打無失点投球を続けていた伊藤将司投手が 1- 0とリードしていた 7回に捕まった。
 先頭の佐野に右前打を浴びてこの日初めてのヒットを許すと、宮崎にも中前打を浴びる。その後二死 2、 3塁となって山本との勝負を選択したが、中前にはじき返され、 2者が生還して逆転を許した。

  7回、石上泰輝内野手の打球を後逸する森下翔太外野手=横浜スタジアム
 なおも二死 1塁からD4位・石上(東洋大)が放った打球は 1、 2塁間を破って森下の守る右翼へ。雨でぬれた人工芝を考慮してグラブを伸ばしたが、打球はその下をくぐって後方を勢いよく転がった。一気に 1走が生還しリードを広げられた。
 森下は昨年 4月に横浜スタジアムで 1度目の 2軍降格決定を経験。同 9月29日にはこの球場で無死満塁で三振を喫し、人目をはばからずベンチで涙を流したこともあった。〝魔のハマスタ〟で23日の同戦では同点を呼び込むマルチ安打、この日も 7回に自身最長の8戦連続安打となる右前打を放っていたが、まさかのミスで失点となった。

 


  8回、この日 4つ目の三振に倒れた佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 5番から6番に打順を下げた佐藤輝明内野手は、今季ワーストの 1試合 4三振。 4- 3と逆転し、なおも無死満塁で迎えた 9回の第 5打席は、捉えた打球も痛恨の 2ゴロ併殺に終わった。試合後は「凡退したので次は打てるように頑張ります」と前を向いた大砲。26日から始まる東京ヤクルト 3連戦(甲子園)で悔しさを晴らす。

 


  9回表阪神無死、代打糸原健斗内野手は左前打を放った。投手は山﨑康晃投手=横浜スタジアム
 糸原健斗内野手が代打安打から逆転の口火を切った。
  2点ビハインドの 9回先頭で登場。横浜DeNA山崎から左前打を放ち、雨が降る中、仕事を果たしてみせた。その後、代走を送られると、チームの逆転劇をベンチで喜んだ。「とにかく塁に出ることだけを考えて打席に立って、ヒットという形で、先頭で出られて良かったなと思います。チームが勝てたことが一番よかった」とうなずいた。

 


  9回表阪神無死 1塁、近本光司外野手は右前打を放った。投手は山﨑康晃投手=横浜スタジアム
 近本光司外野手がつないで 9回の逆転劇を呼び込んだ。
  2点ビハインドの 9回無死 1塁から横浜DeNA山崎の 144キロ直球を振り抜き右前打。この日 2本目の安打で好機を拡大させ、大山の適時打で同点のホームを踏んだ。 2四球と合わせて 5打席で 4出塁。「チーム全体で勝ったのは大きい」と1番打者の役割を全うした。


  9回、安打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が 1- 3の 9回無死 1塁で山崎の直球を右前にはじき返し、奇跡の逆転劇を演出した。「つなぐどうこうではなく、自分が打たないと意味がないので、どういう風に打つか、どういう風に狙うかでした」。 3回は中前打で 2試合ぶりのマルチ安打。 2四球を含む 4出塁と躍動したリードオフマンは悪天候の中、落ち着いた守備でも貢献し「勝ったのが一番大きい」とうなずいた。

 


  9回表阪神二死満塁、木浪聖也内野手は左前適時打を放った=横浜スタジアム
 木浪聖也内野手が貴重な適時打で横浜DeNAを突き放した。
  1点リードを奪った 9回二死満塁。左前適時打で 2点差に広げた。「満塁でネクストから準備はできていた。 1点差で守るよりは、もう 1点入って守った方がチーム的にもあれですし。自分としても打ちたい場面だったので打てて良かったです」。昨季は満塁機で打率4割4分4厘の「満塁男」。今季も満塁の場面で2打数2安打と勝負強い。


  9回、適時打を放った木浪聖也内野手=横浜スタジアム
 木浪聖也内野手が 4- 3と逆転した 9回、なお二死満塁で徳山の初球を捉え、左前適時打。大きな 5点目をたたき出した。「初球、行くと決めていた。ネクストからしっかり準備できていたし、思い切りいった」。昨季、満塁打率.444と無類の強さを誇った〝満塁男〟は今季も満塁で2打数2安打2打点。「自分としても、あそこはすごく打ちたい場面だったので打ててよかった」と笑顔だった。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね     

 

●阪神は延長戦の末、横浜DeNAと引き分けた。先発の村上頌樹投手(25)は今季最長の 8回を投げて 1失点と好投。 2回二死 3塁から山本に適時打を浴びたが、以降はカットボールや落ちる変化球を効果的に使いながらゼロを並べ続けた。球数も最多の 112球を投じたが、打線の援護なく白星は逃した。村上とアンドレ・ジャクソン投手(27)の投げ合いは、 1- 1のまま継投勝負に入る。それでも虎将は望むところだった。打線は 0― 1の 6回に一死から中野拓夢内野手(27)が四球を選び、森下翔太外野手(23)が左翼線に抜ける 2塁打で、中野は 3塁へ。さらに左翼手が返球したボールを遊撃の京田陽太内野手(30)がはじき、その間に中野が生還して同点となった(記録は安打と左翼手の失策)。昨季は打率.158(38打数6安打)と苦しんだ横浜スタジアムで初の長打を放って試合を振り出しに戻した。延長11回、先頭の近本光司外野手(29)が四球で出塁し、中野が犠打を決めると森下が死球で一死 1、 2塁。大山悠輔内野手(29)が 1邪飛、佐藤輝明内野手(25)が空振り三振に倒れて勝ち越しはならなかった。 9回から〝ダブルストッパー〟の 1人であるハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)を投入。桐敷拓馬投手(24)、島本浩也投手(30)と継投し、勝利がなくなった延長12回は岩崎優投手(32)が登板。二死 2、 3塁のピンチを招いたが、最後はD1位・度会隆輝外野手(21=ENEOS)を空振り三振に仕留めて、今季 3度目の引き分けに持ち込んだ。 4度も徳俵に足がかかったら、普通の力士は土俵を割る。だが、岡田虎に限っては違う-。何度でも押し返し、 9回以降に訪れた毎回のサヨナラ危機も耐え切った。囲み取材を終えた岡田監督だったが、最後にもう一度ホンネが漏れ出た。
●村上頌樹投手が粘りの投球で 8回を3安打1失点にまとめた。村上頌樹投手が 2回に先制点を献上した。先頭の牧秀悟内野手(25)に左前打を許すと、暴投で無死 2塁のピンチ。宮﨑敏郎内野手(35)を 3ゴロ、楠本泰史外野手(28)を 2ゴロで二死 3塁とし、7番・山本祐大捕手(25)を迎えた。カウント 2- 2から 6球目、 149キロ直球を右前に運ばれて先制点を献上。その後は安打を許さず無失点投球を継続。 7回には申告敬遠を含む 3四球で二死満塁を背負ったが、代打大和を 1邪飛に打ち取りピンチを脱した。白星こそ付かなかったが、今季最多 112球の熱投。前回、 3回 5失点で黒星を喫した横浜DeNA打線に堂々の投球を見せた。 112球の熱投が、延長12回に及ぶドローの中で輝いた。村上頌樹投手は今季最長の 8回を投げ、3安打1失点。白星は手にできなくとも試合は延長戦に突入した。先発の役目を全うできたことに胸を張った。
●ハビー・ゲラ投手が大ピンチをしのいだ。 1― 1の 9回に登板。一死から牧、宮崎の連打で 1、 3塁のピンチを背負った。代打・伊藤光捕手(34)を 146キロスライダーで三振に斬った。続いてこの日、先制打を含む2安打の山本。得意のスライダーで攻める。カウント 1― 2から 7球目、最後の決め球もスライダー。 145キロで遊ゴロに仕留め、サヨナラ負けのピンチを脱した。
●延長10回に登板した桐敷もピンチを招きながら無失点でしのいだ。安打と犠打で一死 2塁。D1位・度会を 147キロ直球で捕邪飛に仕留めると、関根大気外野手(19)は 148キロで空振り三振に斬った。これで登板5戦連続無失点。
●島本がピンチを救ってくれた坂本に感謝した。延長11回に4番手でマウンドに上がり、一死から牧の当たりが島本の足に当たって大きくはね返る内野安打。柴田の犠打で二死 2塁と得点圏に走者を背負ったが、続くD4位・石上泰輝内野手(22=東洋大)の打席で 2球目が空振りになった際に、捕手・坂本誠志郎捕手(30)が飛び出した 2走・牧を刺してピンチを断った。
●岩崎は延長12回にピンチを背負ったが、無失点で締めくくった。一死から山本を四球で出塁させ、(前田)大和内野手(36)を右飛に打ち取ったのち桑原との対戦。けん制球を 4度続けて挟むなど間合いを変え、左前打を許した。 1、 3塁で続くD1位・度会を空振り三振に仕留め試合終了。これで開幕から登板10試合連続無失点とした。
●中野が好走塁で同点のホームを踏んだ。 6回一死から四球で出塁すると、森下の 2塁打で一気に 3塁へ。相手の中継プレーのミスをつき生還した。 8回には左前打を放って6試合連続安打。
●阪神は 0― 1の 6回、森下翔太外野手の 2塁打に守備の乱れが重なって同点に追いついた。
〝ハマっ子〟が横浜で結果を出した。一死から中野が四球で出塁し、森下が先発・ジャクソンとこの日 3度目の対戦。執拗な内角攻めにあったが、フルカウントから 6球目のスライダーを思い切り引っ張った。打球は左翼線に抜ける 2塁打で、中野は 3塁へ。さらに左翼手が返球したボールを遊撃の京田がはじき、その間に中野が生還して同点となった(記録は遊撃の失策)。 1回の中前打と合わせてマルチ安打と進化の跡を残した。横浜DeNAはここでジャクソンに代えて徳山壮磨投手(24)が登板。なお一死 2塁で大山が四球を選んで好機が拡大したが、佐藤輝が中飛、前川が 1直に倒れて勝ち越しはならなかった。森下は試合前まで横浜スタジアムでセ本拠地別で最低打率の1割5分8厘ながら、 1回に中前打で7試合連続安打とした。さらに 6回一死 1塁から 2塁打。相手失策も絡んで同点に追いつく一打を放った。
●伊藤将司投手が24日横浜DeNA戦(横浜)に先発する。今季初登板の 3日以来、 2度目の対戦。前回は 7回5安打2失点で勝利も、序盤 2イニングで 2失点を喫した。この日はダッシュなどで調整を行った。
●17日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で 2年半ぶりの実戦登板を果たした髙橋遥人投手(28=亜細亜大學OB)が23日、ブルペンで70球の投球練習を行った。次回は25日の中日戦(鳴尾浜)に登板する予定。左肘などの手術からの完全復活へ、焦らずじっくりと調整していく。
●阪神は23日、毎年恒例になっている月替わりの「みんなで六甲おろし」の 5月度出演者を発表した。 1人目は“SNSで最も使われる歌声”の呼び声高い、大阪出身23歳のシンガー・ソングライター「asmi」。 2人目はシンガー・ソングライターの岡崎体育。 2人が出演するバージョンは 5月の甲子園での主催試合(ウエスタン・リーグを含む)より放映をスタート。球団公式サイトでも 4月30日午後 2時まで期間限定で配信される。また、通年メンバーは加藤清史郎、中江有里、ロッチ中岡創一、なこなこカップル、ニッポンの社長、松尾諭、山中慎介、渡部優衣となっている。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 1ー 1阪神=12回規定により引き分け>◇ 4回戦◇阪神 1勝 2敗 1分◇23日◇横浜スタジアム
 阪神は延長戦の末、横浜DeNAと引き分けた。
 先発の村上頌樹投手は今季最長の 8回を投げて 1失点と好投。 2回二死 3塁から山本に適時打を浴びたが、以降はカットボールや落ちる変化球を効果的に使いながらゼロを並べ続けた。球数も最多の 112球を投じたが、打線の援護なく白星は逃した。


 岡田彰布監督=横浜スタジアム
 打線は 0― 1の 6回に一死から中野が四球を選び、森下翔太外野手が左翼線に抜ける 2塁打で、中野は 3塁へ。さらに左翼手が返球したボールを遊撃の京田がはじき、その間に中野が生還して同点となった(記録は安打と左翼手の失策)。昨季は打率.158(38打数6安打)と苦しんだ横浜スタジアムで初の長打を放って試合を振り出しに戻した。
 延長11回、先頭の近本が四球で出塁し、中野が犠打を決めると森下が死球で一死 1、 2塁。大山が 1邪飛、佐藤輝が空振り三振に倒れて勝ち越しはならなかった。
  9回からゲラ、桐敷、島本と継投し、勝利がなくなった延長12回は岩崎が登板。二死 2、 3塁のピンチを招いたが、最後はD1位・度会(ENEOS)を空振り三振に仕留めて、今季 3度目の引き分けに持ち込んだ。


 延長12回引き分けとなり、選手を迎える岡田彰布監督=横浜スタジアム

 負けへんのが一番! 阪神は 4イニング連続のサヨナラ危機を耐えに耐え、横浜DeNAと 1- 1で引き分けた。岡田彰布監督(66)は、執念の継投に投手陣が応えての今季 3度目のドローに納得の表情だ。6連勝を継続し、8戦連続負けナシ&2失点以下。驚異的な粘り強さで、このまま首位の座は手放さない!
  4度も徳俵に足がかかったら、普通の力士は土俵を割る。だが、岡田虎に限っては違う-。何度でも押し返し、 9回以降に訪れた毎回のサヨナラ危機も耐え切った。囲み取材を終えた岡田監督だったが、最後にもう一度ホンネが漏れ出た。
「 ええわ、引き分けで。負けへんのが一番ええわ」
 村上とジャクソンの投げ合いは、 1- 1のまま継投勝負に入る。それでも虎将は「ここ何日か投げてないピッチャーも多かったから。誰でも送り出せる状態やったから」と望むところだった。
  9回から〝ダブルストッパー〟の 1人であるゲラを投入。一死 2、 3塁と絶体絶命のピンチに陥ったが、ここは代打・伊藤を三振に斬り、山本は遊ゴロに打ち取って延長戦に持ち込むことに成功した。今季11試合目の登板で6ホールド目をあげた助っ人右腕も「自分の球を信じて投げ込んで何とかゼロを並べられた」と興奮気味だった。

 

 村上頌樹投手が 2回に先制点を献上した。先頭の牧に左前打を許すと、暴投で無死 2塁のピンチ。宮崎を 3ゴロ、楠本を 2ゴロで二死 3塁とし、7番・山本を迎えた。カウント 2- 2から 6球目、 149キロ直球を右前に運ばれて先制点を献上。村上は 2日の横浜DeNA戦(京セラ)でも、 1回二死満塁から山本に 3点 3塁打を浴びていた。

 先発登板した村上頌樹投手=横浜スタジアム
 阪神の先発・村上頌樹投手は8回3安打1失点の力投でマウンドを降りた。今季2勝目はならず。
◆村上「ボール自体もよかったですし、長いイニングを投げられたところもよかったと思います。ただ先制点を取られてしまうと流れが相手に行ってしまうので次回登板の課題です。あとは今日のゲームもしっかり取れるようにベンチから応援します」

 阪神先発の村上頌樹投手=横浜スタジアム
 村上頌樹投手が粘りの投球で 8回を3安打1失点にまとめた。
  0- 0の 2回に4番牧の左前打などで二死 3塁。7番山本を迎え、右前適時打で先制点を許した。
 しかし、その後は安打を許さず無失点投球を継続。 7回には申告敬遠を含む 3四球で二死満塁を背負ったが、代打大和を 1邪飛に打ち取りピンチを脱した。


 2回裏横浜DeNA二死 3塁、村上頌樹投手は山本祐大捕手に右前適時打を許す=横浜スタジアム
 「ボール自体もよかったですし、長いイニングを投げられたところもよかったと思います。ただ先制点を取られてしまうと流れが相手に行ってしまうので次回登板の課題です。あとは今日のゲームもしっかり取れるように、ベンチから応援します」
 白星こそ付かなかったが、今季最多 112球の熱投。前回、 3回 5失点で黒星を喫した横浜DeNA打線に堂々の投球を見せた。

  6回裏を抑えた村上頌樹投手=横浜スタジアム
 伸びのある直球に縦と横の変化球を織り交ぜ、時折投じるカーブでも翻ろうし、許したのは 2回の先制の 1点のみ。「攻撃のリズムを作れなかったというのはしっかりと反省したい」と悔いた失点だったが、走者を出しても表情をゆがめることなく、 3回からの イニングは 3人攻撃で退けた。

8回1失点と好投した村上頌樹投手。今季最多112球を投げた.jpg
 後半戦に入ると細かい雨が降りしきり、打席への視界はかすむ。その中で訪れた最大のピンチは相手の攻撃が3番から始まる 7回だ。申告敬遠を含めた 3四球で満塁を招き、代打・大和のコールにはハマ党のボルテージは最高潮。だが、これでも昨季のMVP右腕は動じなかった。この日の99球目は、まだまだ球威十分の 147キロ。押し切った 1球で力ない 1邪飛に仕留め、自ら招いたこの難局も乗り越えてみせた。


 ハビー・ゲラ投手が大ピンチをしのいだ。 1― 1の 9回に登板。一死から牧、宮崎の連打で 1、 3塁のピンチを背負った。打席には代打・伊藤光。初球に 1走が 2進し、 2、 3塁。それでも、伊藤光を 146キロスライダーで三振に斬った。


  9回のピンチをしのいだハビー・ゲラ投手=横浜スタジアム
 続いてこの日、先制打を含む2安打の山本。得意のスライダーで攻める。カウント 1― 2から 7球目、最後の決め球もスライダー。 145キロで遊ゴロに仕留め、サヨナラ負けのピンチを脱した。試合は延長戦に突入した。

 


 10回、登板した桐敷拓馬投手=横浜スタジアム
 延長10回に登板した桐敷もピンチを招きながら無失点でしのいだ。安打と犠打で一死 2塁。D1位・度会を 147キロ直球で捕邪飛に仕留めると、関根は 148キロで空振り三振に斬った。「無駄な四球はいけないと思った。攻めるところは攻めて広く使うところは広く使うを意識した」。これで登板5戦連続無失点。「流れを持ってこれるように次もやっていきたい」と力を込めた。

 


 延長11回、投球する島本浩也投手=横浜スタジアム
 島本がピンチを救ってくれた坂本に感謝した。延長11回に4番手でマウンドに上がり、一死から牧の当たりが島本の足に当たって大きくはね返る内野安打。柴田の犠打で二死 2塁と得点圏に走者を背負ったが、続くD4位・石上(東洋大)の打席で 2球目が空振りになった際に、捕手・坂本が飛び出した 2走・牧を刺してピンチを断った。「誠志郎(坂本)に助けてもらったので、セカンドで刺してもらって。ゼロに抑えられてよかったです」と振り返った。

 


 延長12回、投球した岩崎優投手=横浜スタジアム
 岩崎は延長12回にピンチを背負ったが、無失点で締めくくった。一死から山本を四球で出塁させ、大和を右飛に打ち取ったのち桑原との対戦。けん制球を 4度続けて挟むなど間合いを変え、左前打を許したものの「バッター集中ですけど気にしているフリだけ。結果打たれましたけど、自分のペースで投げられていた」と振り返った。 1、 3塁で続くD1位・度会を空振り三振に仕留め試合終了。これで開幕から登板10試合連続無失点とした。

 


  6回、森下翔太外野手の 2塁打と敵失が重なり生還した中野拓夢内野手=横浜スタジアム
 中野が好走塁で同点のホームを踏んだ。 6回一死から四球で出塁すると、森下の 2塁打で一気に 3塁へ。相手の中継プレーのミスをつき生還した。「しっかりと状況判断できた走塁だった」。 8回には左前打を放って6試合連続安打。ファウルで粘って相手投手の球数を稼ぐ場面も多く「ヒットが出る出ないというより、打席で粘れている方が状態がいい。自分のポイントまで入れてきて打つことができている」とうなずいた。

 


 森下翔太外野手が左 2塁打を放った=横浜スタジアム
 阪神は 0― 1の 6回、森下翔太外野手の 2塁打に守備の乱れが重なって同点に追いついた。
 〝ハマっ子〟が横浜で結果を出した。一死から中野が四球で出塁し、森下が先発・ジャクソンとこの日 3度目の対戦。執拗な内角攻めにあったが、フルカウントから 6球目のスライダーを思い切り引っ張った。打球は左翼線に抜ける 2塁打で、中野は 3塁へ。さらに左翼手が返球したボールを遊撃の京田がはじき、その間に中野が生還して同点となった(記録は遊撃の失策)。昨季は打率.158(38打数6安打)と苦しんだ横浜スタジアムで初の長打を放ち、 1回の中前打と合わせてマルチ安打と進化の跡を残した。
 横浜DeNAはここでジャクソンに代えて徳山が登板。なお一死 2塁で大山が四球を選んで好機が拡大したが、佐藤輝が中飛、前川が 1直に倒れて勝ち越しはならなかった。


  6回表阪神一死 1塁、森下翔太外野手は左 2塁打を放った=横浜スタジアム
 阪神の森下翔太外野手が珍しい6球連続ファウルも結果に結びつかなかった。
  1- 1の 8回一死 1塁。横浜DeNA4番手の森原に対して 1ボール 2ストライクから 6球連続ファウルと粘った。ただ、12球目のフォークをはじき返すも遊撃への併殺打。勝ち越しとはならなかった。
 それでも森下は試合前まで横浜スタジアムでセ本拠地別で最低打率の1割5分8厘ながら、 1回に中前打で7試合連続安打とした。さらに 6回一死 1塁から 2塁打。相手失策も絡んで同点に追いつく一打を放った。

 


 グラウンドを歩く伊藤将司投手=横浜スタジアム
 伊藤将司投手が24日横浜DeNA戦(横浜)に先発する。
 今季初登板の 3日以来、 2度目の対戦。前回は 7回5安打2失点で勝利も、序盤 2イニングで 2失点を喫した。注意する打者を問われると「全員です」と回答。「前回は初回から点を取られてしまったので、そこをゼロで。初回は切れるようにやっていきたい」と引き締めた。この日はダッシュなどで調整を行った。

 


 髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 17日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で 2年半ぶりの実戦登板を果たした髙橋が23日、ブルペンで70球の投球練習を行った。「変化球も(持ち球の)全部投げました。まだ普通に(再発が)怖いというのはありますね」。次回は25日の中日戦(鳴尾浜)に登板する予定。「まだまだ状態は上がってくるという感じ」。左肘などの手術からの完全復活へ、焦らずじっくりと調整していく。

 


 キー太
 阪神は23日、毎年恒例になっている月替わりの「みんなで六甲おろし」の 5月度出演者を発表した。
  1人目は“SNSで最も使われる歌声”の呼び声高い、大阪出身23歳のシンガー・ソングライター「asmi」。 2人目はシンガー・ソングライターの岡崎体育。


 ミニライブを行うasmiさん (2023年 8月撮影)
 asmiは「物心がついた頃の私の小さな世界に“勝負”を教えてくれたのは阪神タイガースでした。大人になった今は別の角度から勇気や希望を沢山もらっています! 応援できて心から幸せです! 歌おう! みんなで六甲おろし!」とコメント。岡崎体育は「まいどおおきに岡崎体育です! 今年もいけるでタイガース! セ界から世界に駆け上がっていけわれらが虎の戦士たち! 今年も心から阪神の野球を楽しみまくりましょう!」とコメントした。

 岡崎体育氏
  2人が出演するバージョンは 5月の甲子園での主催試合(ウエスタン・リーグを含む)より放映をスタート。球団公式サイトでも 4月30日午後 2時まで期間限定で配信される。
 また、通年メンバーは加藤清史郎、中江有里、ロッチ中岡創一、なこなこカップル、ニッポンの社長、松尾諭、山中慎介、渡部優衣となっている。

 

※ 4月24日の予告先発は、横浜DeNA・濵口遥大投手(29)―阪神・伊藤将司投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね     

 

●DeNAが運営するLIVEコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」が協賛する「Pococha DAY」として開催され、同アプリのイベントに入賞したライバーたちが、始球式や選手への花束贈呈を行った。
●「神整備」と呼ばれる阪神園芸の面目躍如だった。試合前から内野グラウンドに大量の「白土」がまかれた。イニング間にも次々と追加され、 1輪車の台数は20台ほどに達した。阪神園芸によると、これほどの「砂入れ」はかなり珍しいという。週明け、チームは横浜遠征。その間に阪神園芸は人知れず、グラウンドの再整備を行う。降雨のため午後 2時予定から遅れているプレーボールは、午後 2時45分メドと発表された。午後 2時15分ごろにアナウンスがあり、場内からは拍手が起きた。雨天のため45分遅れの午後 2時45分にプレーボールを目指し、準備が進んだ。 1塁ベース回りとファウルゾーン、同じく 3塁のファウルゾーンに追加で白い砂が入った。結局、プレーボールは同53分となった。
●天候不良で試合開始が遅れていた阪神―中日は午後 2時53分にプレーボールした。午後 1時すぎから内野にかけられたシートを外し始め、約50分かけて完了。降り続く雨は時折強まったが、試合をする準備が着々と整えられていった。阪神は才木浩人投手(25)、中日は松葉貴大投手(33)が先発した。雨のため53分遅れで始まった試合が「成立」に至った。阪神才木浩人、中日松葉貴大の投げ合いで、 0- 0のまま試合成立条件の 5回を終了した。阪神が 1分挟む6連勝で今季初めて首位に立った。同一カード3連勝も今季初。降雨で試合開始が53分遅れた試合で、両軍無得点で迎えた 6回二死 1、 2塁で放った右翼席への佐藤輝明内野手(25)3号3ランが決勝点となった。 ぬかるむグラウンドでも、 2塁走者の中野拓夢内野手(27)も、 1塁走者の森下翔太外野手(23)も、悠々ホームイン。雨にぬれながらも声援を送ってきたファンへ豪快な 1発を届けた。才木浩人投手は 7回無失点で今季2勝目(1敗)。6連勝は昨年 9月 1日東京ヤクルト戦(神宮)から14日巨人戦(甲子園)までの11連勝以来。
●近本光司外野手(29)は今季6度目のマルチ安打。中日 3連戦で計12打数5安打と状態を上げてきた。 1回、変化球をきれいに打ち返す中前打で出塁。雨が強くなった 3回一死の第 2打席でも直球を力強く引っ張って 1、 2塁間を抜く右前打を放った。 5回を終えた時点で、中日の左腕・松葉貴大投手(33)の前に安打は自身の 2本だけ。チームで糸口を探っていた中、ナインに声をかけていた。森下は 6回一死 1塁から安打で続いて佐藤輝の3ランを導いた。リードオフマンとして、近本が打席で感じた経験を仲間にシェア。大事な役割を果たして勝利に貢献した。今季6度目のマルチ安打に虎のリードオフマンは頼もしさ十分だ。これで今季甲子園では打率3割1分4厘。京セラドーム大阪を含めた本拠地では打率3割5分6厘と好成績を残している。中堅守備でも 4回中田翔内野手(34)の飛球に 1塁からタッチアップしたオルランド・カリステ内野手(32)に素早く反応。 2塁進塁を防ぐなどチーム6連勝に貢献した。次戦に向けては短く力を込めた。
●阪神が雨中の試合ならではの珍プレーに助けられた。 4回無死一塁から中日中田翔内野手(34)が深い中堅へのフライを放った。近本光司外野手が右中間最深部でつかみ、 1塁走者のオルランド・カリステ内野手がタッチアップした。ぬかるんだ黒土で滑りすぎて、スライディングが豪快に 2塁を「オーバーラン」。あわてて戻ったが、返球を受けた木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)にタッチされてアウトになった。中日立浪和義監督(54)は笑いをこらえるようにリクエストを要求したがリプレー検証でも覆らなかった。
●中野拓夢内野手が攻撃の口火を切った。 0- 0の 6回一死から松葉のチェンジアップを捉えて左前打。5試合連続安打とし、悪条件の中で 2塁の守備でも慎重に打球をさばいた。
●森下翔太外野手(23)が「高速水切りショット」で佐藤輝の決勝弾をアシストした。試合前から雨が降り注ぐ中、この日も「3番右翼」でスタメン出場。 5回まで膠着(こうちゃく)状態が続き、 0- 0の 6回。一死 1塁から中日松葉の初球だった。 134キロ外角低めのチェンジアップを振り抜き、強烈な打球を遊撃へ飛ばした。ぬかるんだグラウンドの表面を高速で滑り抜けると、遊撃手のグラブの下を通過。好機を広げる左前打となった。この日 2安打の1番近本のアドバイスもいきた。6連勝と勢いづいた猛虎打線で、先輩に引っ張られ、直近 5試合は打率4割を超える。中心打者としてさらなる貢献を誓った。4本塁打で13打点と勝負強さが注目されがちだが、6試合連続安打と継続的にヒットを積み重ねる。「確実性」もプロ 2年目に取り組む課題のひとつ。春季キャンプではトレーニング用に短尺のバットを取り入れ、バットが体から離れない感覚を身につけようと取り組んだ。甲子園6連戦の最終日も、全体練習前の午前 9時ごろから室内練習場でバットを振り込んで笑顔で充実の汗をぬぐった。余念なくレベルアップに励み、結果に結びつけている。勝負強さと確実性を兼ね備え、強い虎を引っ張っていく。
●阪神は 0― 0の 6回、佐藤輝明内野手の3号3ランで先制した。頼もしい大砲が勝利への道筋をつけた。一死から中野、森下の連打で 1、 2塁。大山悠輔内野手(29)は空振り三振に倒れたが、佐藤輝は先発・松葉の 8球目の 125キロスライダーを一閃。打球はライナーで右翼スタンドへ一直線。試合開始前から雨が降り続く中、今季の甲子園第1号で試合を動かした。本塁打は 6日東京ヤクルト戦(神宮)以来13試合ぶり。試合前から雨が降り注ぎ、53分遅れて開始するなど、悪天候の中での先制3ラン。雨の中でも満員のファンへ 1発を届けた。阪神はグラウンド不良による 7回表終了コールドゲームで中日に 3- 0で勝利し、引き分けを挟んで6連勝で首位に浮上した。黄色いポンチョを着た虎党たちが一斉に立ち上がる。佐藤輝が自身13試合ぶり、甲子園今季1号となる決勝3号3ラン。チームを今季初の6連勝&セ・リーグ首位に導いた。佐藤輝の活躍を、今岡真訪打撃コーチ(49)は「当然」とばかりに見つめていた。同コーチは開幕から昨年との違いを感じていた。基本的に、選手に聞かれるまでは口を出さないスタンスの同コーチだが、ヘルプはまだない。今岡コーチは05年の優勝時、佐藤輝と同じ「5番3塁」で驚異の147打点を稼ぎ出した。大卒ドラフト1位が必ずしも自分に合うわけではないと感じていた。若手時代はそれで苦労もした。だから絶対に理論は押しつけない。同コーチの言葉を聞くと、今年はキャリアハイの成績を残しそうな期待をしてしまう。
●膝下に残る泥の跡が、コールド宣告の瞬間に勲章へと変わった。ぬかるむマウンドでたくましく腕を振り、 7回3安打8奪三振完封。才木浩人投手がチームを首位の座に押し上げた。試合前から断続的に降り続く雨の影響により、予定から53分遅れでプレーボール。試合中も内野の黒土部分は水たまりができては整備が行われ、一定のテンポは刻めない。そんな難しさを強いられながらも、集中力は切らさなかった。 100%の力は出せなくても、精度の高いスライダーも駆使しながら、投手戦を演じた。 6回には同学年の佐藤輝が均衡を破る先制3ランを放ち、ガッツポーズ。大きすぎる援護をもらうと、直後の 7回も3者凡退で斬り、勝利の瞬間へと飛び込んだ。 3塁を踏ませない雨中の好投に岡田彰布監督(66)はほめたたえた。2020年11月の右肘のトミー・ジョン手術から復帰を目指すリハビリ期間中に読書を通して、色が持つ視覚的効果を学んだ。グラブの色はどんな天候でも映える赤色。好きなカラーでもあり、理由を明かす。ぬれながらもスタンドをレインコートの黄色で染めたファンには、感謝を勝利という形で届けた。6連勝の始まりも才木だった。雨ニモ負ケズ、連勝バトンをパス。首位に立ち、虎色のシーズンがここから本格化する。
●梅野隆太郎捕手(32)が好リードで才木を完封勝利に導いた。梅野隆太郎捕手が必死のリードで才木浩人投手の完封勝利をアシストした。 2、 5回の打席はいずれも四球で出塁し、攻守で粘りのプレーをみせた。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 3ー 0中日= 7回裏無死降雨コールド>◇ 6回戦◇阪神 4勝 1敗 1分◇21日◇阪神甲子園球場
 DeNAが運営するLIVEコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」が協賛する「Pococha DAY」として開催され、同アプリのイベントに入賞したライバーたちが、始球式や選手への花束贈呈を行った。


 始球式を務めたわらし。さん=阪神甲子園球場
 始球式のマウンドに立ったのは「わらし。」。阪神のユニホームにベージュのプリーツスカート姿で、白球を投げ込んだ。
来場した先着1万人には、「Pococha DAY×阪神タイガース」のオリジナルうちわがプレゼントされた。

 


 内野にはかなりの量の新しい土が入れられました=阪神甲子園球場
 「神整備」と呼ばれる阪神園芸の面目躍如だった。試合前から内野グラウンドに大量の「白土」がまかれた。イニング間にも次々と追加され、 1輪車の台数は20台ほどに達した。
 阪神園芸によると、これほどの「砂入れ」はかなり珍しいという。途中からは白部分の方が多い、異様な「マーブル模様」になっていた。吸水性が高い土で、試合成立に大きな効果を発揮したのは間違いない。ただ“代償”もある。複数の土をブレンドしている「甲子園の土」にはそぐわないため、これから取り除かなければいけない。その作業はかなりの重労働。黒土を追加して、もう1度正しい配合の土を作り直す。週明け、チームは横浜遠征。その間に阪神園芸は人知れず、グラウンドの再整備を行う。


 雨用のシートを巻き上げる阪神園芸の職員たち=阪神甲子園球場
 午後 2時予定のプレーボールが遅れることが発表された。
 降り続ける雨の中、午後 1時過ぎに内野全面を覆っていた巨大シートが撤収された。だが、シート上の水を逃がして、また内野にかぶせた。
 阪神は午前10時前から室内練習場で練習を行い、 1度ロッカールームに下がったあと、通常通りに 1塁側ベンチに入った。
 今後も雨予報になっており、強く降る時間帯もありそう。阪神が勝てば今季初の首位におどり出る試合の行方が注目される。


 グラウンドのシートをはがす阪神園芸の職員たち=阪神甲子園球場
 雨天のため、午後 2時予定のプレーボールが遅れることが発表された。
 球場内やSNSではにわかに甲子園の巨大シートが注目された。
 内野全体を覆うサイズがあり、前日の試合後から黒土部分にかぶせられた。
 この日昼過ぎからはシート上にたまった水を逃がすための作業を行った。阪神園芸のスタッフを中心に50人が一斉にシートを取り囲んで、外野に移動させては再び内野に戻しての作業をを繰り返した。
 その様子は壮観そのもの。ネット上では「さすがの阪神園芸さん」「園芸さん何とかして、お願い」「シート大きすぎ」などの感想が飛び交った。


 14時45分開始予定と案内と阪神甲子園球場
 降雨のため午後 2時予定から遅れているプレーボールは、午後 2時45分メドと発表された。
 午後 2時15分ごろにアナウンスがあり、場内からは拍手が起きた。
 ビジョンには「本日の試合は、ただいまのところ14:45をめどに行う予定でございます ご了承くださいませ」のメッセージが表示された。
 雨天のため45分遅れの午後 2時45分にプレーボールを目指し、準備が進んだ。


 グラウンドに土を入れる阪神園芸の職員=阪神甲子園球場
 選手の呼び込み、始球式、先発才木浩人投手の投球練習まで終わったが、まさにプレーボールがかかりそうなその直前に再び、砂入れが行われた。
  1塁ベース回りとファウルゾーン、同じく 3塁のファウルゾーンに追加で白い砂が入った。
 結局、プレーボールは同53分となった。

 

 天候不良で試合開始が遅れていた阪神―中日は午後 2時53分にプレーボールした。午後 1時すぎから内野にかけられたシートを外し始め、約50分かけて完了。降り続く雨は時折強まったが、試合をする準備が着々と整えられていった。阪神は才木浩人投手、中日は松葉貴大投手が先発した。

  1回、守備に就く中野拓夢内野手と大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 雨のため53分遅れで始まった試合が「成立」に至った。
 予報ではいつ雨脚が強まってもおかしくなかったが、試合中盤までは小降りで済んだ。吸水性のいい土を追加しながら、何とかグラウンドコンディションを保った。
 阪神才木浩人、中日松葉貴大の投げ合いで、 0- 0のまま試合成立条件の 5回を終了した。


 2回表中日一死、上林誠知外野手を空振り三振に仕留めた才木浩人投手=阪神甲子園球場
 阪神がラッキーな変則ダブルプレーで相手のチャンスの芽を摘んだ。先発の才木は 4回に先頭・カリステに中前打を浴び、無死 1塁。続く4番・中田の打球は右中間への大飛球となったが、中堅・近本が難なく処理した。この際、捕球と同時にカリステが積極的な走塁で 1塁からタッチアップし、 2塁ベースに勢いよくスライディングした。タイミング自体はセーフだったものの、試合前から降り続いた雨の影響で内野の黒土部分はぬかるみ、まさかの〝オーバーラン〟。気付いた 2塁ベース上の遊撃・木浪はすぐさまタッチし、アウトにした。中日側のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らず。才木は細川を 2ゴロに仕留め、結果的にこの回を 3人攻撃で退けた。


  4四回無死、中日・中田翔内野手の中飛で 1塁からタッチアップを試み、オーバーランしたオルランド・カリステ内野手にタッチする木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 阪神が 1分挟む6連勝で今季初めて首位に立った。同一カード3連勝も今季初。降雨で試合開始が53分遅れた試合で、両軍無得点で迎えた 6回二死 1、 2塁で放った右翼席への佐藤輝明内野手(25)3号3ランが決勝点となった。才木浩人投手は 7回無失点で今季2勝目(1敗)。6連勝は昨年 9月 1日東京ヤクルト戦(神宮)から14日巨人戦(甲子園)までの11連勝以来。


  6回、3ランを放った際、バットを持ったまま 1塁へ走る佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
 阪神が 7回表コールドとなった雨中の一戦を制し、今季初めて首位に立った。佐藤輝明内野手が 6回に3号3ラン。主砲の活躍で引き分けを挟んでの連勝を6に伸ばした。
 試合前から降り続く雨のため、この日は53分遅れの午後 2時53分にプレーボール。先発の才木浩人投手は、ぬかるむグラウンドで粘り強く好投した。初回、先頭の中日岡林、田中を連続で空振り三振。続くカリステには中前打を浴びたが、最後は中田を再び空振り三振と 3つのアウト全てを三振で斬った。


  6回裏阪神二死 1、 2塁、先制の3点本塁打を放ち生還する佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
  0- 0のまま迎えた 6回二死 1、 2塁、佐藤輝がフルカウントからファウルで 2球粘り 8球目、 125キロスライダーをがっちり捉えて、右翼スタンドへ痛烈な打球を飛ばした。ぬかるむグラウンドでも、 2塁走者の中野も、 1塁走者の森下も、悠々ホームイン。雨にぬれながらも声援を送ってきたファンへ豪快な 1発を届けた。

 

 近本光司外野手は今季6度目のマルチ安打。中日 3連戦で計12打数5安打と状態を上げてきた。
 「いい準備ができていた。自分の中で『これをしよう』というのが、打席の中でもできていたので。それはよかったかな」


  1回、中前打を放った近本光司外野手=阪神甲子園球
  1回、変化球をきれいに打ち返す中前打で出塁。雨が強くなった 3回一死の第 2打席でも直球を力強く引っ張って 1、 2塁間を抜く右前打を放った。 5回を終えた時点で、中日の左腕・松葉の前に安打は自身の 2本だけ。チームで糸口を探っていた中、ナインに「あんまり考えすぎずにやっていった方がいい」と声をかけていた。近本の言葉を「頭に残しつつ打席に立った」森下は 6回一死 1塁から安打で続いて佐藤輝の3ランを導いた。リードオフマンとして、近本が打席で感じた経験を仲間にシェア。大事な役割を果たして勝利に貢献した。


  1回表阪神無死、中前打を放った近本光司外野手=阪神甲子園球
 近本光司外野手がチーム唯一のマルチ安打を放った。
 初回、カウント 2- 2から中日先発松葉の 129キロカットボールを中前にはじき返した。さらに 3回には一死から内角球を引っ張って右前打。「いい準備ができていた。自分の中でこれをしようというのが打席の中でもできていた。それはよかったかなと思います」と納得のいく打撃内容で結果も伴った。


  1回表阪神無死、近本光司外野手は中前打を放った。投手は松葉貴大投手=阪神甲子園球
 いずれも得点には結びつかなかったが今季6度目のマルチ安打に「その打席の中でやることをやるだけ」と虎のリードオフマンは頼もしさ十分だ。これで今季甲子園では打率3割1分4厘。京セラドーム大阪を含めた本拠地では打率3割5分6厘と好成績を残している。
 中堅守備でも 4回中田の飛球に 1塁からタッチアップしたカリステに素早く反応。 2塁進塁を防ぐなどチーム6連勝に貢献した。次戦に向けては「頑張ります」と短く力を込めた。


 阪神が雨中の試合ならではの珍プレーに助けられた。
  4回無死一塁から中日中田翔内野手が深い中堅へのフライを放った。近本光司外野手が右中間最深部でつかみ、 1塁走者のオルランド・カリステ内野手がタッチアップした。


  4回無死、中田翔内野手の中飛で 1塁からタッチアップを試み、オーバーランしたオルランド・カリステ内野手=阪神甲子園球場
 俊足を飛ばしてゆうゆう 2塁に間に合った…が、ぬかるんだ黒土で滑りすぎて、スライディングが豪快に 2塁を「オーバーラン」。あわてて戻ったが、返球を受けた木浪聖也内野手にタッチされてアウトになった。
 中日立浪和義監督は笑いをこらえるようにリクエストを要求したがリプレー検証でも覆らなかった。


  4回表中日無死 1塁、中田翔内野手の中飛で 2塁を狙うもオーバーランしタッチアウトになるカリステ内野手。野手:木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 阪神がラッキーな変則ダブルプレーで相手のチャンスの芽を摘んだ。先発の才木は 4回に先頭・カリステに中前打を浴び、無死 1塁。続く4番・中田の打球は右中間への大飛球となったが、中堅・近本が難なく処理した。この際、捕球と同時にカリステが積極的な走塁で 1塁からタッチアップし、 2塁ベースに勢いよくスライディングした。タイミング自体はセーフだったものの、試合前から降り続いた雨の影響で内野の黒土部分はぬかるみ、まさかの〝オーバーラン〟。気付いた 2塁ベース上の遊撃・木浪はすぐさまタッチし、アウトにした。中日側のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らず。才木は細川を 2ゴロに仕留め、結果的にこの回を 3人攻撃で退けた。

 


  6回、左前打を放った中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 中野拓夢内野手が攻撃の口火を切った。 0- 0の 6回一死から松葉のチェンジアップを捉えて左前打。「何とか塁に出ようと思ってヒットになった。その後、点も入りましたし、しっかりチャンスメークはできた」。5試合連続安打とし、悪条件の中で 2塁の守備でも慎重に打球をさばいた。「これ以上のことはないと思う(笑)。こういうグラウンドでもエラーなく守り切れた。そこはすごく良かった」と声を弾ませた。

  6回裏阪神一死、左前打を放った中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 中野拓夢内野手が佐藤輝の決勝弾をお膳立てした。 6回一死から中日松葉の外角変化球を流して左前打で出塁。「何とか塁に出ようと思った。点も入りましたし、しっかりチャンスメークはできたかな」と役割を果たした。これで自身今季最長の5試合連続安打。
 「ヒットが続いているのは自分としてもいいと思いますし、あとはアウトになる内容も少し良くしていければ」と精度向上も見据えた。

 

 森下翔太外野手が「高速水切りショット」で佐藤輝の決勝弾をアシストした。
 試合前から雨が降り注ぐ中、この日も「3番右翼」でスタメン出場。 5回まで膠着(こうちゃく)状態が続き、 0- 0の 6回。一死 1塁から中日松葉の初球だった。 134キロ外角低めのチェンジアップを振り抜き、強烈な打球を遊撃へ飛ばした。ぬかるんだグラウンドの表面を高速で滑り抜けると、遊撃手のグラブの下を通過。好機を広げる左前打となった。
 「足もともだいぶ悪い中で、当たりはちょっと正面ぽかったですけど、こだわってきた打球速度だったり、芯で捉えるコンタクト率だったりっていうのがあった結果、抜けてくれたかなと思います」


  6回  6回で左前打を放った森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 一死後、5番佐藤輝が決勝3ランを放ち、雨天コールド。兄貴分のV弾をお膳立てした。これで自身6試合連続安打。「こういう天候が悪い中で1本出たのは、また次につながった」と手応えをつかんだ。
 この日 2安打の1番近本のアドバイスもいきた。両サイドを投げきる松葉に対し「あんまり考えすぎずにやった方がいいと言っていて。それを頭に残しつつ打席に立った」。6連勝と勢いづいた猛虎打線で、先輩に引っ張られ、直近 5試合は打率4割を超える。「自分のモチベーションにもなりますし、継続していけばもっともっといい数字を残せると思う」。中心打者としてさらなる貢献を誓った。


  6回裏阪神一死 1塁、左前打を放ちガッツポーズをする森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 主役の座は〝兄貴分〟に譲ったが、泥だらけのグラウンドに向かって放った一打で白星への道を整備した。阪神・森下翔太外野手が6試合連続安打をマークし、佐藤輝明内野手の決勝3ランにつなげた。
 「当たりは正面ぽかったですけど、こだわってきた打球速度だったり、芯で捉えるコンタクト率だったりっていうのがあった結果、抜けてくれたかなって思います」
  6回一死から中野が左前打で出塁。ぬかるむ地面から意識を取り除き、先発・松葉に一点集中。初球の 134キロツーシームを捉え、遊撃手の正面に飛んだ打球は打球速度のおかげで左前まで抜けた。チーム初の連打でチャンス拡大。佐藤輝が弾丸ライナーで放った本塁打を 1塁走者として見届け「抜けたとは思ったんですけど、入るとは思わなかった。すごい一発」と驚きを口にした。


 ベンチ前でリラックスした表情を見せる森下翔太外野手と佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場

 4本塁打で13打点と勝負強さが注目されがちだが、6試合連続安打と継続的にヒットを積み重ねる。「確実性」もプロ 2年目に取り組む課題のひとつ。春季キャンプではトレーニング用に短尺のバットを取り入れ、「コンタクト率が確実に上がる」とバットが体から離れない感覚を身につけようと取り組んだ。
 甲子園6連戦の最終日も、全体練習前の午前 9時ごろから室内練習場でバットを振り込んで「大変です」と笑顔で充実の汗をぬぐった。余念なくレベルアップに励み、結果に結びつけている。
 「(安打が出続けているのは)モチベーションにもなりますし、継続していけばもっといい数字を残せる。天候が悪い中で一本出たのはまた次につながる」
 勝負強さと確実性を兼ね備え、強い虎を引っ張っていく。

 

 阪神は 0― 0の 6回、佐藤輝明内野手の3号3ランで先制した。頼もしい大砲が勝利への道筋をつけた。一死から中野、森下の連打で 1、 2塁。大山は空振り三振に倒れたが、佐藤輝は先発・松葉の 8球目の 125キロスライダーを一閃。打球はライナーで右翼スタンドへ一直線。試合開始前から雨が降り続く中、今季の甲子園第1号で試合を動かした。

  6回二死 1、 2塁で3ランを放った佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
 佐藤輝明内野手が今季3号の3ランを決めた。
  0- 0の 6回。二死 1、 2塁から中日先発の松葉貴大投手から7球粘り、 8球目。 125キロ外角の球をフルスイング。右翼スタンドへ先制3ランを放り込んだ。
 本塁打は 6日東京ヤクルト戦(神宮)以来13試合ぶり。試合前から雨が降り注ぎ、53分遅れて開始するなど、悪天候の中での先制3ラン。雨の中でも満員のファンへ 1発を届けた。


  6回裏阪神二死 1、 2塁、佐藤輝明内野手は先制の右越え3点本塁打を放った=阪神甲子園球場
 阪神はグラウンド不良による 7回表終了コールドゲームで中日に 3- 0で勝利し、引き分けを挟んで6連勝で首位に浮上した。 0― 0の 6回に佐藤輝明内野手が先制の3号3ラン。雨の中、びしょぬれになって声援を送ってくれた虎党に勝利を届けた。チームは開幕ダッシュに失敗しながらも、21試合目でトップを奪った。さあ、連覇に向かってこのまま突っ走るで~!
 降り続く雨を切り裂く弾丸ライナーが、右翼席に飛び込んだ。泥んこの甲子園が舞台となったドラマのクライマックスは 0- 0の 6回だ。黄色いポンチョを着た虎党たちが一斉に立ち上がる。佐藤輝が自身13試合ぶり、甲子園今季1号となる決勝3号3ラン。チームを今季初の6連勝&セ・リーグ首位に導いた。


  6回裏阪神二死 1、 2塁、佐藤輝明内野手は右越え3点本塁打を放ちバットを持ったまま 1塁をまわる。後方左は才木浩人投手=阪神甲子園球場
 「しっかり前に飛ばして何とか点を取ろうという意識でした。足元もめちゃくちゃ緩く、滑りまくりでした。でも、気持ちは切らさずにいくことができた」
 降雨の影響で53分遅れの午後 2時53分にプレーボール。阪神園芸の職員がイニングを終えるごとに土を入れる最悪のコンディションの中で迎えた第 3打席だ。二死 1、 2塁、フルカウントからファウルで 2球粘った 8球目。好投していた松葉のスライダーを一閃した。「ちょっと弾道が低かったんで、入るとは思わなかった」。自慢のパワーで押し込んだ。


  6回裏阪神二死 1、 2塁、佐藤輝明内野手は右越え3点本塁打を放ち岡田彰布監督とタッチする=阪神甲子園球場
 阪神が 7回表コールドとなった雨中の一戦を制し、今季初めて首位に立った。佐藤輝明内野手が 6回に3号3ラン。主砲の活躍で引き分けを挟んでの連勝をに伸ばした。
            ◇   ◇   ◇
 佐藤輝の活躍を、今岡打撃コーチは「当然」とばかりに見つめていた。
 「ナイスバッティング。最高の形。イニング関係なく、先に点を取れたのが大きい」。同コーチは開幕から昨年との違いを感じていた。「自分の中で『これ』というものがある。それを練習で続けている。自分に必要なことが分かっている」。基本的に、選手に聞かれるまでは口を出さないスタンスの同コーチだが、ヘルプはまだない。
 今岡コーチは「現役の時の俺にちょっと似ているんだよね」と笑う。05年の優勝時、佐藤輝と同じ「5番3塁」で驚異の147打点を稼ぎ出した。大卒ドラフト1位が必ずしも自分に合うわけではないと感じていた。若手時代はそれで苦労もした。だから絶対に理論は押しつけない。同コーチの言葉を聞くと、今年はキャリアハイの成績を残しそうな期待をしてしまう。

 


 53分遅れで始まった中日戦でマウンドに上がった才木浩人投手=阪神甲子園球場
 膝下に残る泥の跡が、コールド宣告の瞬間に勲章へと変わった。ぬかるむマウンドでたくましく腕を振り、 7回3安打8奪三振完封。才木浩人投手がチームを首位の座に押し上げた。
 「今年初の甲子園(登板)が何かすごい状況だったんですけど、とりあえずチームが勝ててよかったと思います」
 試合前から断続的に降り続く雨の影響により、予定から53分遅れでプレーボール。試合中も内野の黒土部分は水たまりができては整備が行われ、一定のテンポは刻めない。そんな難しさを強いられながらも、集中力は切らさなかった。


  6回、佐藤輝明内野手の3ランに喜ぶ才木浩人投手=阪神甲子園球場
 内野手のことを思い、ゴロではなくフライや三振でアウトを稼ぐことを意識し、 2回までに 5奪三振。「力を入れて投げるとだいぶ足が滑っていた。ゾーンの中でカウントを取りにいく感じで」。 100%の力は出せなくても、精度の高いスライダーも駆使しながら、投手戦を演じた。
  6回には同学年の佐藤輝が均衡を破る先制3ランを放ち、ガッツポーズ。大きすぎる援護をもらうと、直後の 7回も3者凡退で斬り、勝利の瞬間へと飛び込んだ。 3塁を踏ませない雨中の好投に岡田監督は「才木が一番やりたかったみたいでね。それに値するピッチングをしてくれました」とほめたたえた。


 試合後、大山悠輔内野手から祝福される才木浩人投手=阪神甲子園球場
 2020年11月の右肘のトミー・ジョン手術から復帰を目指すリハビリ期間中に読書を通して、色が持つ視覚的効果を学んだ。グラブの色はどんな天候でも映える赤色。好きなカラーでもあり、「体の可動域が広がったり、動けるので」と理由を明かす。グラウンド外でも、ベッドや布団は目がさえるような暖色を避け、紫色系の落ちついた色を採用し、安眠につなげている。細かな部分に気を配るのも、全てはパフォーマンスにつなげるため。ぬれながらもスタンドをレインコートの黄色で染めたファンには、感謝を勝利という形で届けた。
 「(チームは)今すごく乗っていると思うので、これからどんどん勝ちを積み重ねていってほしいなと思います」
 6連勝の始まりも才木だった。雨ニモ負ケズ、連勝バトンをパス。首位に立ち、虎色のシーズンがここから本格化する。

 


 梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
 梅野隆太郎捕手が必死のリードで才木浩人投手の完封勝利をアシストした。「ピンチでも雑にならないように、一球一球しっかり声をかけながらできたのはよかった。0点で抑えられたことに関してはベストピッチをしてくれた。ましてやこういう天候で、完封で。才木にあっぱれですよ」と喜んだ。 2、 5回の打席はいずれも四球で出塁し、攻守で粘りのプレーをみせた。

  1回表中日無死、岡林勇希外野手を三振に仕留める才木浩人投手。捕手は梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
 梅野隆太郎捕手が好リードで才木を完封勝利に導いた。
 悪天候での試合とあって先制点を与えないことに集中。「とにかく細心の注意を払って配球できた。ピンチでも球数かけながらとか、雑にならないように1球1球声をかけながらできたのはよかった」と0を重ねた。完封には「万全じゃない状態で投げられた才木が本当によく頑張ってくれた。本当に才木にあっぱれですよ」と右腕をたたえた。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね