元職場の先輩、
9歳上のAさんから連絡が来ました。
「まだこっち居るなら
飲みに行かないか?」
「その日はフルマラソン直後で
身体がヤバいかもですが(笑)
いいですよ!行きましょう!」
Aさんと街に繰り出しました。
2軒目の居酒屋で飲んでいると
カウンターの下で自然に
お互いの指と指が絡み合いました。
「今さらだけど…
たみさん下の名前なんていうの?」
「え!嘘!!今さら!?
ホント他人に興味ないのね…( ノД`)」
「俺の名前は分かる?」
「ヒロシ(仮名)さん」
「正解!なんで( ̄□ ̄;)!?」
「社員旅行の名簿とか…。
知りえる手段はあったでしょ?」
私はAさんの顔を覗き込み
小悪魔の顔でからかいました。
「あ~ぁ、ヒロシさん!
もっとアタシのこと知りたかったーって
後悔してるんでしょ~? ∂(*´∀`)」
「……うん (_ _)
だって、イイ子だから。」
「お?」
「『会社、辞めようかな?』の時点で
相談してくれてたら…
たみさんのことを知る時間が
1年くらい与えられてたら…
『今』は違ってたかな、と思う。
だって、たった3ヵ月で
これだけ距離が縮まってんだぞ?
俺、遠距離は無理だもん…
会いたいときに会えないと、ダメ。」
「私も多趣味なB型だから
Aさんの気持ちは理解できるよ?
★自分のペースを乱されたくない
★趣味は大事にしたい
…そうでしょ?
ただ、この前のドライブで
あなたは《自分が主人公》
他人に興味がないなーって感じたの。
放っておいて欲しいけど
寂しい時は、甘えたい。
そんなあなたとお付き合いするには
大きな器が必要だな、って。
お互いを知る時間が
無制限にあったらあったで
《重要な決断》の責任とタイミングに
Aさん、おじけづいたと思うよ?」
「…確かにな。
たみさんは1年後くらいに
『結婚が決まりました~!』って
報告してきそうな気がするんだよ。
相談所に頼らなくても
地元の友達の紹介や
新しい職場の人の繋がり…
自分から縁を引き寄せそうだから。」
「そうだといいな(*´ー`*)
今は『見返してやる~~!』
って気持ちはなくなって
肩の力が抜けてる。
Aさんのおかげで目を覚まして
ワタシらしさを取り戻しつつある。
本当に本当に感謝してるよ!!」
そんな話で2軒目を後にしました。