思い通りにならなくても | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

みなさま、いかがお過ごしですか?

 

前回(って、3月でしたね・・・)、吾郎が大学に合格したよ!!ってお知らせしてから、2ヶ月半くらい経ちましたかね。

コロナウイルス感染拡大の影響で大学の入学式は中止。

そして、大学での授業も開始されず。(オンライン授業は始まってます)

新しい生活でウキウキ、わくわく、のはずでしたが、何か月も家に閉じこもりっきり。

そんな、つらい日々が続いてます。

 

 

私の方も、一時帰休ということで、会社に行けない日々が続いておりまして。

もちろん、休みの間は、収入も減額されるわけで。

いつまで続くか分からないこの状況に、不安いっぱいの毎日です。

 

 

テレワーク、リモートワークというわけにいかない職種なので、家に居てもなかなか仕事できず。

結局、会社に出向くということになり。

どうしても、人との接触を避けられなかったり。

私と同じような方たちは、山のようにいるんだろうなと思います。

 

 

いつまで続くか分からない、っていうのがいちばんストレスですよね。

どこにもぶつけられない気持ち、どうしようもないって分かってても、つらくて不安で悲しい。

みなさん同じだと思います。

 

 

私の仕事は、いわゆる観光産業とかそういう類の職業です。

モロに影響くらってます。

 

 

でもね。

いつか、復活できる日が来るってことは分かってる。

だから、前を向くしかない。

それまでなんとか持ちこたえられるように信じる、頑張る、ただそれだけです。

貯金を切り崩しながらの生活になりますが、なんとか踏ん張らないとですね。

 

 

昔、吾郎の小学校の運動会が、雨のために時間短縮で行われたことがあったんです。

児童も保護者も、せっかくの運動会ですから、フルでやりたかった、見たかった、そんな空気が漂ってました。

そのときの校長先生が、全員の前であいさつされたとき、こうおっしゃったんです。

 

 

自分たちの思ったとおりに物事が行かないことはたくさんあります。

いつも、思ったとおりになるとは限らないんです。

そんななかでも、今できる最善のことをする、そうやって生きていくんです。

 

 

運動会がいつも晴天のもとで行われるとは限らない、雨に見舞われる日もある。

それでも、(たとえ時間短縮でも、)最善の方法を考えて、楽しい、思い出に残る運動会をやることはできる。

 

 

そういうメッセージでした。

 

 

私、その校長先生の言葉、忘れられなくて。

何かあると、いつも思い出すんです。

 

 

思いどおりにならないことの方が多いですもんね、人生って。

だからって、ふてくされたり、泣いたりしてたってしょうがない。

できることをやるんです、考えて、考えて、考えて。

 

 

2020年の年がスタートしたときは、今のこの状況は想像もつかなかったです。

4月から吾郎は大学生になり、私は管理職に昇進。

吾郎は車の免許を取り、学校とアルバイトで大忙し。

夏ごろには彼女もできて。

私はちょっとヤキモチを妬いて。

そんな私は、ジムに通い始めて、若返って。

母と旅行にも行って。

新しい家具を買って部屋を素敵にコーディネートして。

 

 

・・・夢いっぱいでした。

 

 

とにかく。

今は、自分が感染しないこと。

医療に従事されてる方たちへの感謝を忘れないこと。

コロナとたたかう私たち全員が、おなじ気持ちで頑張ること。

そして、1日も早く、終息すること。

 

 

こんなときだからこそ、人のちょっとしたひとことに傷ついたり、励まされたり。

生きる希望を失ったり、バリバリ生きてやろうと思ったり。

みんな、センシティブになってます。

温かい気持ち、前向きな気持ち、忘れずに過ごして行きたいですね。