女子テニスの大坂なおみが

24日付世界ランキングで1位から陥落することが決定した。

同2位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が

23日に行われたネイチャーバレー・クラシックで優勝したことにより、

入れ替わりでトップに立つ。

大坂は21週で世界1位の座を明け渡した。(ロイター)

 ユリア・ゲルゲス(ドイツ)との決勝を6─3、7─5で制して優勝したバーティは、

コートでのインタビューで「私とチームにとって最高の旅だった。

小さな子供の時から(世界1位になることを)夢見ているが、

それが現実になるのは信じられないことであり、目標ですらなかった。

今年はトップ10を目指していた」と語った。

 元ウィンブルドン選手権ジュニア優勝のバーティは、

精神面の問題で2014年終了後に無期限休養に入り、その間はクリケットでプレー。

そして、2016年にテニス復帰を果たすと、目覚ましい成長を見せた。

 バーティは「3年半前にゼロからスタートした。

今の位置は私とチームにとって大きな成果」と振り返っている。

 

 

 男子テニスのフィーバーツリー選手権は23日、ロンドンでダブルス決勝を行い、

臀部のケガから復帰したアンディ・マリー(32、英国)と

フェリシアノ・ロペス(スペイン)のペアが、

ラジーブ・ラム(米国)、ジョー・ソールズベリー(英国)組を

7─6、5─7、10─5で下し、優勝を飾った。

 マリーは同箇所の痛みにより1月の全豪オープン1回戦を最後に実戦を離れていたが、

手術で悩みから解放され、フィーバーツリー選手権で実戦復帰した。

 マリーにとっては2017年のドバイ選手権で優勝して以来のタイトル。

「これは私にとって大きな違いがある。

これまで勝ってきたシングルスのトーナメントより特別なものだ。

数カ月前にいた場所を考えれば、素晴らしいことだ。

たった2カ月前のことを考えてもそうだ」と語った。

 また、全米オープンのシングルス出場について聞かれると、

「可能性はある。ただ、どちらでもいい。

全米でプレーできたらいいが、そうでなくても、

ここでダブルス1回戦に勝った後、私はとても楽しかったし、うれしかった。

それで十分」と語り、自分のペースで取り組んでいくとした。

 

 

 男子テニスのノベンティ・オープンは23日、ドイツのハレでシングルス決勝を行い、

ロジャー・フェデラー(スイス)がダビド・ゴファン(ベルギー)に

7─6、6─1のストレート勝利を収めて同大会10回目の優勝、

ツアー通算102勝目を挙げた。

 サービスエースを7本決め、

ゴファンのサービスゲームを3回ブレークしたフェデラーは1時間23分で勝利。

ジミー・コナーズ氏(米国)の持つ歴代最多記録まであと7勝とした。

 試合後、フェデラーは

「信じられない。

私が最初にここでプレーした時、10回も優勝できるなんて思っていなかった」と語った。