2歳重賞のスポーツニッポン賞「第18回鎌倉記念」(S2)が22日、川崎競馬場で行われた。

単勝1・4倍の圧倒的支持を得たインペリシャブルが逃げ切り優勝、

デビューから無傷の4連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

同馬と2着アベニンドリームには

「第70回全日本2歳優駿」(G1、12月18日、川崎)の優先出走権が与えられた。

 「最後はひやひやした」と声をそろえた騎手と調教師。

これまでのワンサイド勝ちから一転、首差まで迫られての勝利だったが、

それでも勝ち切るのが“強い馬”の条件だ。

 この日の馬場は逃げ馬に不利と見た高月師が

「無理にハナに行かなくていい」とレース前に鞍上に指示を出したがスピードが違い過ぎた。

マイペースの逃げで直線に入ったが、内にもたれるようなところを見せたところが、今後の修正点だろう。

今年2月のユングフラウ賞(ポットギル)以来の重賞勝利となった矢野は

「ちょっと道中力んだ。それでもよくしのいでくれた。今後の成長が楽しみ」と先を見据えた。

次走は未定だが、権利を獲ったG1でも…と期待を抱かせる1戦だった。