コッパ・イタリアの準々決勝が28日に行われた。

ミランはホームでトリノと対戦し、

2-2で迎えた延長戦の末、4-2で勝利。

2月11日の準決勝ではユベントスと相まみえる。

(ゲキサカ)

 26日に急逝した

元NBAスターのコービー・ブライアント氏のために

両チームともに喪章を巻いて臨んだ一戦。

ミランは前線にFWクシシュトフ・ピョンテクと

FWアンテ・レビッチを起用した。

FWズラタン・イブラヒモビッチはベンチスタートとなった。

 2020年の公式戦5試合を

4勝1分と無敗で進んでいるミランは、その勢いのまま

前半12分に先制点を挙げる。

レビッチがPA左の深い位置までドリブルで進み、

中央に折り返すと、

最後はMFジャコモ・ボナベントゥーラが押し込んだ。

 しかしトリノはDFグレイゾン・ブリーマーが躍動。

前半34分にスルーパスに反応すると、

PA右から冷静にゴールを流し込んだ。

1-1の同点となり、前半はそのまま

両者拮抗状態で折り返した。

 ミランは後半20分に

ピョンテクに代えてイブラヒモビッチを投入。

しかし次に得点を挙げたのはトリノだった。

同26分、左サイドからのインスイングのクロスを

ブリーマーが頭で合わせ、2-1と逆転に成功した。

 追いかけるミランは

後半31分にボナベントゥーラに代えてFWラファエル・レオンを、

同37分にはMFラデ・クルニッチに代えて

MFハカン・チャルハノールを出場させる。

すると後半アディショナルタイム、

ミランは劇的な展開を迎える。

 左サイドのロングスローから

PA内のMFサムエル・カスティジェホがPA手前に落とすと、

最後はチャルハノールが得意の右足を一閃。

鋭い弾道は相手DFに当たって軌道を変えながら、

豪快にゴールに突き刺さった。

 試合は2-2で延長戦となり、

両者は激しい攻防の繰り返しに。

そのまま延長後半に折り返すと、

開始早々にミランが再逆転弾を決める。

途中出場のMFフランク・ケシエのパスから

チャルハノールが左サイドを抜け出し、

PAライン上から左足シュート。

GKサルバトーレ・シリグに触れられるも、

ボールはそのままゴール右隅に吸い込まれた。

 3-2としたミランはさらに2分後、

右サイドからのパスをレオンが落とし、

最後はPA中央でイブラヒモビッチが右足シュート。

ダメ押しの4点目で試合を決着させた。

 ミランが4-2で死闘を制して準決勝に進出。

公式戦5連勝でチームは好調を維持している。