「九州地区選手権・G1」(18日、からつ)

 1号艇の桑原悠(32)=長崎・102期・A1=が、

イン速攻で、

昨年の芦屋に続く、

史上4人目となる九州地区選連覇を達成した。

2着には枝尾賢、3着には女子の小野生奈が入った。

(デイリースポーツ)

 1号艇の桑原が、西山の前付けに動じることなく、

トップSの踏み込み。

「自分の中では精いっぱい行けた。

本番は回り過ぎで不安があったので、本当にうれしい」。

1Mは瓜生正義の渾身(こんしん)のまくり差しも受け止めて、

地区選連覇の喜びをかみしめた。

 2連対率31%の平凡機を引き

「序盤はダメだと思った。仕上げにも苦労した」と四苦八苦。

それでも、しっかり立て直しに成功したのは

1年前の優勝が自信になっていたからだ。

「(昨年、初めて)地区選を獲れたことや

(昨年3月の)クラシックでの優出で、気持ちの面が変わった。

成長した姿は見せられたかな」。

並み居る銘柄級を相手に、王道を築き上げた。

 これで、昨年に続いて、

SG・クラシック(3月17~22日、平和島)の出場切符を

手に入れた。

「ギリギリセーフ。

いつかは長崎支部のエースと呼ばれるようになりたい」。

その日がやってくるのは、遠い話ではないはずだ。