第2次世界大戦 主要航空機関銃/機関砲一覧  (未完)  | 鳳山雑記帳アメブロ版

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※ この記事はヤフーブログにおいて2012年9月29日に書いたものです。

 

  相変わらずのマニアック記事で申し訳ない。以前の飛燕の記事で日本の20ミリ機関砲とドイツのマウザー砲(MG151)で威力が違うという事を書きましたが、それがどのくらいか調べてみました。

 

 弾の威力は、(初速×初速×弾丸重量)/2000で算出できるといいます。単位はJ(ジュール)。外国の機関砲はデータが揃わなかったので不完全ですが、マウザー砲と日本のものとの比較はできるかと思います。

 

 威力という項目がそれですね。ただしこれは1発の威力で機関砲というのは発射速度があるので単純には比較できません。

 

 ところで、データには発射速度を毎分○○と表記されます。しかし機関銃/機関砲は装弾数がせいぜい200~300発で1分間撃ち続けることはできません。そこで最大公約数的に10秒間の発射弾量で比較してみました。

 

 マウザー砲は10秒で392万J、一方日本の99式1号は193万J、ホ5でも285万Jしかありません。海軍の99式は改良を重ねられて2号銃になりますが、それでもやっと300万Jでしかありません。2号銃5型でようやくマウザー砲を超えますが、これは烈風装備の機関砲ですので実戦では使用されていません。

 

 それよりも驚くべきはアメリカのブローニングM2で12.7㎜にもかかわらず威力が20㎜の99式1号より上の289万Jもあります。これは陸軍のホ5より上なんです。弾道の直進性などを考えると恐るべき威力と言わざるを得ません。

 

 

 航空機関砲の威力は、単純に口径だけでは分からないんだなと改めて理解できました。

 

 

 

追伸:

 ドイツ空軍のフォッケウルフFw190A型はこのMG151 20㎜機関砲4門とMG131 13㎜機銃を2挺装備という恐るべき重武装でした。

 

 これがB‐17とB‐29の機体性能差はありますがドイツ空軍のB‐17撃墜率の高さ(10%以上)に繋がっているんでしょうね。

 

 日本軍パイロットの証言でB‐17は20㎜機関砲を撃ち込んでもなかなか火を吹かなかったそうですが、MG151ならもっと短時間で撃破できたでしょう。