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アメブロではゲーム記事は初となります。一応ネタバレを含みますのでこれからゲームを遊ぶ予定の方は絶対に読まないでください。
以前ヤフーブログで紹介したメトロ2033、メトロラストライト(PS4では2つ合わせてメトロリダックスで販売)と続いたメトロシリーズの完結編です。原作は核戦争後のモスクワを描いたロシアの作家ドミトリー・グルホフスキーの小説で、放射能汚染のために人々はメトロ(地下鉄)での生活を余儀なくされていました。地上に出るにはガスマスクが必要で、放射能で突然変異したミュータントが徘徊する危険な世界、メトロ内部も主人公たち民主主義者の他、ロシア伝統の共産主義者、ファシストなど多彩な勢力が登場します。
前作メトロラストライトで、(私のプレイ上)主人公アルチョムはアンナと結婚し子供までもうけますが、自身はコミュニティを守るために戦死というバッドエンドでした。私自身はこれで納得していたんですが、今作はアルチョムが生き残ったグッドエンド後の話になります。当然子供もいません。主人公の属するモスクワメトロの民主主義勢力を守る特殊部隊オーダーは、モスクワ以外にも生き残りがいるという情報を傍受し、ロシア政府が生き残っているというウラル山脈ヤマンタウに向かうというのが冒頭のストーリーでした。
脱出には列車が必要で、アルチョムたちは苦労してオーロラ号と名付けられた蒸気機関車を手に入れます。オーダーの指揮官ミラー大佐(アルチョムの妻アンナの父)は通信で国防大臣と会話し舞い上がってしまいました。しかしロシアのロケット発射基地でこのゲーム世界ではロシア軍の司令部になっていたヤマンタウにはマッドサイエンティストの軍医をリーダーとする人喰い集団が巣食っていました。ロシア政府が存在すると騙しオーダーをおびき寄せていたのです。国防大臣(偽物)と会見したミラー大佐、アルチョム、アンナは人喰い集団に捕らわれれます。絶体絶命に陥ったアルチョムたちを救ったのは、異変に気付いて駆けつけた仲間たち。壮絶な銃撃戦の末悪党集団を倒したアルチョムたちでしたが、カスピ海沿岸の衛星通信施設まで行けば汚染地域じゃない場所が分かるはずとオーロラ号でそこへ向かいます。
まさにエクソダス(脱出)です。カスピ海沿岸も安住の地ではありませんでした。奴隷商人、ならず者集団が徘徊する同地でも戦いが発生、衛星基地で見つけた地図でどうやら東のタイガ地帯は核汚染がなく大自然が残っていることを知り、希望をもってオーロラ号を走らせるのです。たしかにタイガ地帯にある渓谷は、空気が澄み大自然が残る理想郷でした。しかし、ここでも先住民たちの争いがありアルチョムたちは脱出を余儀なくされます。最後の希望はバイカル湖畔、そして太平洋でした。
最悪なことに、アルチョム最愛の妻アンナに結核のような症状が出ます。ミラー大佐は死に瀕した娘アンナを救うため特効薬があるというノヴォシビルスクに立ち寄ることを決断、ただオーダーの仲間を巻き込むことになるので自分とアルチョムだけで向かうと宣言しました。仲間たちは同行を願いましたが、大佐は感謝しつつもこれを断ります。最も核汚染が進行したノヴォシビルスクに入った大佐とアルチョム。そこは放射能対策の防護服すら蝕む最悪の地獄でした。彷徨うミュータントの大軍を何とかしのぎ苦労して特効薬を手に入れるアルチョム。放射能被爆は限界まで進み死に瀕します。それを救ったのは大佐。ところが彼もまた被爆していたのです。
オーロラ号で待つ仲間、アンナの元に車で向かう二人。車中で大佐はついに力尽きます。アルチョムもまたオーロラ号にたどり着く瞬間倒れました。仲間の必死の介抱で奇跡的に息を吹き返すアルチョム、アンナもまた特効薬で助かります。ただミラー大佐は手遅れでした。
ラストシーン、ミラー大佐がそして皆が待ち焦がれた理想郷バイカル湖畔の小高い丘の上。放射能汚染もなく大自然が残り、何よりも敵対する人間がいないのが素晴らしい。ミラー大佐の墓はここに作られました。その墓を囲んでオーダーの仲間はアルチョムを次のリーダーに選出します。余韻を残しながら流れるエンディングテーマ。私も感無量でした(ただしグッドエンドの場合)。
なかなかストーリーも良く面白いゲームだと思います。普通にプレイすればグッドエンドになるはず。民間人は殺傷しない、降伏した敵兵士は殺さない、仲間の願いを聞き入れるなど。ただ難易度が尋常ではなく2回挫折(ヴォルガ川のマップとカスピ海のマップ)しました。三度目の正直で我慢して続けましたが、何とかエンディングを迎えることができほっとしています。このゲーム、バグが多くて強制セーブも多いため場面によっては詰みます。例えば狭い穴を抜けた先に敵がいてライトをつけているとみつかるという隠密行動を強いられる場面、それを知らなくてライトつけっぱなしで穴を抜けたところで自動セーブ。何回繰り返してもリロードする瞬間敵に見つかって銃撃を受け即死というのを20回ほど繰り返したことがあります。そりゃ誰でも挫折するよなと納得しましたよ。幸いなことに、ダンジョンに入る前に手動セーブしたデーターがあったので、そこからやり直しで事なきを得ましたが。
皆さん、手動セーブは大事ですよ。このゲームの生命線と言っても良い。ミッション冒頭とダンジョンに入る前には絶対に手動セーブ。そしてダンジョンや戦闘地域に入ったら手動セーブは厳禁。これを知らないと確実に詰みます。
あと、このゲーム弾薬が慢性的に不足するので、所持弾薬数が倍増する弾薬ポーチは必需品。カスピ海マップの真ん中くらいのならず者のキャンプにあります。攻略サイトがなければ見つかりませんでした。ゲーム上2回遭遇する熊のミュータントも難関。中盤に最初に遭遇したときは、装備がスナイパーライフル、ハンドガン、ボーガンしかなかったため攻略に苦労しました。結局逃げ回りながらスナイパーライフルとボーガンを確実に当てて凌ぎました。中盤から終盤にかかるところ、二度目の対決では前回に懲りてメイン武器にアサルトライフルAK-74を装備。所持限界の180発全弾ミュータントにぶち込んで倒しました。そのあと弾不足と資材不足で苦労しましたが(笑)。
武器はいろいろありますが、AK-74、ダブルバレルショットガン(4連バレルは弾消費が激しい)、ボーガンの3つで足ります。他は趣味の世界。初心者はこの3つを限界までカスタマイズするのを目標にしたほうが良いかも?弾も手に入りにくくもったいないので、なるだけ人間の敵は□ボタンの格闘で倒したほうがまし。流石にミュータントは銃でないと倒せませんが…。
色々な欠点は数多く、難易度も高いですがメトロシリーズ最終作という事でファンの方は一度遊んでもらっても損はしません。ただストレスは限界に達しそうですが(苦笑)。