コロナウイルス禍が始まってまる半年が経過した。その間、

スペインロックダウンで外出が規制されて、家から出られな

かったのが約4ヶ月、その後ロックダウンが解除されて

レストラン等が再開となってこの9月からは学校も始まり、

子供達が登校もしている。

世界中がコロナウイルスに侵されている中、有難いことに私は

元気で、私の周囲も感染者が出ることもなく、家族・友人・

お客さんからも感染したという話は聞かない。私個人の生活

で変わったことと言えば、以前のようにはダンスが踊れなく

なったこと、マッサージは3ヶ月収入がなく、その後も顧客が

減ったことだろうか。

 

今は以前と同じように娘宅へ出向き、孫姫の面倒を見ている。

毎日ニュースでは感染者の数字が報告されているけれど、

一体どこで発生しているのかと毎回疑問に思う。日本の状況

はどうだか知らないけれど、スペインでは数字は報道されても

感染した人がどんな経路で罹患したかは、かかっていない人

には全くわからない。だから外に出て誰もがマスクをしている

状況以外で普段と違うことが、あまり感じられないのである。

 

コロナに感染していない人々は、ポジティブでも無症状の人

(これは怖いね)も含め、みな何事もないように生活している。

これは私が外国人だから情報が入ってこない、というわけ

ではなく、スペイン人の身近な友人からも詳しい話を聞いた

ことがない。フエンヒローラやベナルマデナでも感染者が

百人の単位でいるのに、その人たちがどこでどのように

罹患したかが報告されれば、罹っていない人たちも注意の

しようがあるはずなのに。だから「コロナウイルスはどこ?」

という疑問が頭から離れない。