2019/10/10 試写にて
この日はアサイチで『ジョーカー』を見て、
その巧みな映画芸術に圧倒されたこともあり、
その後に見れば、
どんな映画も見劣りするのもしかたないが。
『ジョン・デロリアン』を鑑賞して釈然としなかったのは、
筋立てがややこしく、
観客の予測がきかず、
登場人物の善悪が判然としないこと。
全員うさんくさそうだし、
応援できないのでドラマ展開にハラハラしない。
ジョン・デロリアンと言えば、
デロリアン・モーター・カンパニーの創業者で、
同社で唯一製造されたクルマ、
デロリアン(DMC-12)が、
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の
タイムマシーンに使われたので有名だが、
映画『ジョン・デロリアン』に、
『BTTF』のテイストを期待してはいけない。
デロリアン役の役者、リー・ペイス(Lee Pace)が、
実在のデロリアン氏によく似ているのが、唯一の収穫か。
お近くで機会があり、
お金と時間に余裕があれば、
見るのを止めるまでもないですが、
正直、オススメは…。