引き続き大岡川を遡っていくシリーズ横浜の橋、第26回目は末吉橋と太田橋です。
大岡川を遡りながら橋を見て行くと、震災復興橋梁が多い事に気が付くわけですが、
今回やって来た末吉橋は最近架け替えられた新しい橋で、こちらの方が珍しかったりします。
震災復興橋梁とは、関東大震災で落ちてしまった橋を大正末期から昭和初期にかけて、
架けていった橋を指しますが、その次にやって来た太田橋も震災復興橋梁になります。
朱色で和風な親柱と欄干が印象的で、親柱の照明器具は木造かと思ったら金属製だそうです。
という訳で、末吉橋にやって来ました・・・ ↑ なんか銘板がちゃっちいなぁ・・・と思ったら。
平成19年3月竣工という事で・・・ ↓ 新しい橋でした・・・それでも銘板にはお金をかけて欲しかった。
新しい橋だからか、橋の下に橋脚はありません・・・ ↓ 震災復興橋梁には橋脚がありましたね。
親柱の上の照明器具は割と立派なものが・・・ ↓ ここにお金をかけたのか???
欄干は石と金属を使ったもので・・・ ↓ 車道と歩道の間にもガードレールがあります。
続いて、太田橋にやって来ました・・・ ↓ 朱色で和風な照明器具が目立ち、赤い電車も走っています。
銘板は細長い六角形です・・・ ↓ 軽く叩いてみると、中身が詰まっていることが分かります。
昭和三年一月十五日竣功です・・・ ↓ 末吉橋の銘板は軽い音がしたから、中は空洞でしょう。
欄干も朱色で植物のデザインが施されています・・・ ↓ 植物の種類は分かりません。
欄干の途中にも照明器具があります・・・ ↓ そして、橋の横幅が結構広めです。
橋の袂には「この旗のもとに」と記された石碑と、オリンピック開催記念の旗を揚げるポールがあります。
「昭和39年7月吉日建之 末吉町三四町内会 設計施工久保山 花塚石材店」と記されていて、
横浜でもバレーボールやサッカーが行われた、前回の東京オリンピック開催を記念して建てたようです。
写真の右端にポールが写っています・・・ ↓ なお、こちらも震災復興橋梁なので橋脚があります。
横浜の橋〓fab44〓末吉橋~太田橋