ここにきてやたら株価が上昇するかと思ったら、米国のファイザーとモデルナがワクチンの開発で最終臨床に入ったことで、話題沸騰か。特にモデルナのワクチンは-20度で半年間保持、-8度で30日も持つ扱いやすいワクチンらしい。「こりゃええニュースじゃ。」と怪しげなWHOテドロスさんも絶賛しているけど、まだ安心できないし時間が経っての副作用などはこれからじっくりと見分だしね。どちらにしろ一歩づつ進んでいるのは確かだな。
新型コロナも有る種のたんぱく質なので、モデルナ社もファイザー社のワクチンもRNAワクチンだ。これは新型コロナのたんぱく質を作る過程で出来る抗体を体に発生させて抑え込むもの。遺伝子を利用する次世代ワクチンはゲノム操作で安価に早めに開発が出来るメリットが有るけど、効果や安全性はやってみないと分からん部分が有るね。どっちにしろ一般供給まではまだ相当時間がかかるな。それまではじっくりコロナとお付き合いだな。それにしてもワクチンの注目度は高い。両社とも3万人ぐらいの治験者がいたらしいけど、言うなれば人体実験、これが日本で出来たなら日本の開発の方が早いかもしれない。広がりの真っ最中（って今もか；笑）6月のブログに書いていたんだけど、新コロナだけじゃなくウイルスすべてにあの飛び出た剣先のイボイボ（スパイクタンパク質）が有って、身体に入り込む腕となってくっ付いていくらしいけど、あの洗剤で有名な会社「花王」がアルパカから発見したHHV抗体がそのスパイクタンパク質にくっ付いて、人体に繋がらなくなる効果が有ることを発見しているんです。これはウイルスが変質してもつながり方は一緒だからすべてのウイルスに効果的だという。北里大だったかな？政府筋も絡んで研究が進んでいるらしい。でも、国内で臨床実験をやれないんだろうから、どこかの国と組んでやらないと駄目かもね。中国やロシアはやめといた方がええけどね。
こういったワクチン開発にはゲノム操作が必需なんだけど、植物なんかの遺伝子操作って聞けば嫌悪感を抱く人もまだ多いんだから、理屈が分からずと言っても勝手なもんだ。大学でもゲノム研究は最新の技術なのでもっと学ぶ生徒が増えても良さそうなもんだけど、周りを気にする体質に作り上げられた今どきの生徒はリベラルと言うより反骨心の溢れる奴が少ないのかな？
　まぁ原子力の研究も同じような理由だろうし、逃げて進化することってないからなぁ。みんなが当たり前のように考えることをやっていたら、特別な進化も無いだろうね。私は何故かみんなが右を向いたら左を向きたくなる癖が有るから、人と反対をやるメリットもよーく分かるんだけど（笑）。
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