シーツを縫う。 | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

栃の花が咲く季節ですが、栃の花とドイツに咲くカスターニャの花がそっくりに見えます。

本当に並べてみたことはないので

違うところはあるでしょう。

でも遠くから見た目はそっくり。

だと私は思っています。

今日は暑い日になる予報でした。

でも昨日ほど蒸し暑くないし、空は薄い雲に覆われて

はっきりとしない日となってやっぱり梅雨模様な感じです。

最近の私、実はやる気が失せています。

何だろう、

興味の湧く対象が無い状態かもしれません。

今まで自分を突き動かしてきたエネルギーを

今どこに向けたら一番楽しいのか、

ちょっとわからない状態におります。

こういう時は何もしないでいれば良いかな、というのが今の状況でしょうか。

それでも進めたほうがいいだろうと思われる事項も多々あり、

全く何もしていないわけではありません。

一昨日はシーツを作りました。

その前に新しい布団を作ったんです。

それがわずかに前の布団より幅広になってしまい、

今まで使っていたシーツではほんの少し足りなくなってしまいました。

もともと安物のシーツでしたので

朝になるとグシャグシャになってしまうのです。

それが嫌で、ネットで探してみたらキングサイズというのがあったので買ってみました。

そのシーツが届き、実物を見てショックを受けました。

その衝撃は決して商品に対する否定的な言葉ではありません。

そのシーツはキングサイズで、幅が二百二十センチあります。

みると真ん中のシングルサイズ幅のシーツに

細幅の布が縫い足してありました。

それを見た瞬間に閃いたのは

そうや、自分で縫ったらいいやん、でした。

ミシンだって使えるのにどうして今まで布を足して縫い広げる、という行為に気が付かないでいたのでしょうか。

自分の無意識の中に

シーツは一枚の布、という思い込みがあったのでしょう。

そういえばずっと、シーツはインド製の一枚の布を使っていました。

インド製の布はマルチコットンとか呼ばれて人気なのか、

値段がずいぶん高くなってます。


最後に買った布はその値段と質の悪さにがっかりな物でした。

それからネットでシーツとして販売されているものを買う様になったのです。

頭の中に自分の思い込みを抱えたまま買い物をすると

がっかりする事が多いので要注意ですね。

やっぱり現物を見て買い物をする方が好き。


閑話休題。

それからシングルシーツに布を縫い足すプロジェクトが

スタートしたのでしょうね。

初めは今使っているシーツと手持ちのシングルシーツの合体を

試みました。

で、す、が

なかなかマッチしないものなんですね。

いかにも有り合わせって感じでセンスありません。


頼みの綱のリサイクルショップで探してみる事にしました。

先日久しぶりに買い物ついでに店に寄ってみると、

シーツのコーナーが前にも増して小さくなっています。

最近シーツを出す人がいないのかもしれません。

ところが幸運にもいつもより少ないリサイクルシーツの中に

箱入りで二枚セット、というのがありました。

ラッキーです。


二枚セットなら同じ布だから縫い足しても少しもおかしくありません。

もともとシーツなんだから他の人に見せるわけでもないので

そう気にするまでもないのかもしれません。

でも、人には人のこだわりがあるものなのです。

それが受け入れられる世の中であって欲しいですよね。

リサイクルショップで買ったシーツと言ったって、決して中古じゃありませんよ。

その辺り誤解なき様お願いします。

今じゃ、そう言ったものタオルケットとか毛布とか、タオルとか、

新品じゃなければ引き取ってくれません。

箱入りの、袋入り商品がほとんどです。

私が購入したシーツも

森英恵ブランドで花ともちろん蝶の舞が目立たぬ様に白い糸で刺繍してある高級品でした。

リサイクルショップに出回っている森英恵関連の商品は

最近少なくなってきましたが、一時は多く出回っていました。

お中元や快気祝いなどに

ずいぶん売れたのでしょうね。

もらったまま押し入れに入っていたのが今頃出てきます。

それで、いざ一枚を犠牲にして大きい一枚に作り替えようとしたその時、

待てよ、と天の声が聞こえたのです。

既に一度洗濯したその森英恵のシーツはとても質の良いものでした。

それを切って一枚を無駄にしてしまうのはもったいない気がして来たのです。

そこでプランは二枚のシーツを作る、に即チェンジ。

押入れの中の端切れを集めているあたりを探ると

ちょうど良さそうな白い布がすぐ目に止まりました。

当ててみるとまるであつらえた様にぴったりです。

これを見つけたときには、

何だコレがあったのなら二枚セットを買う必要もなかったのに、という経済観念が

無駄金を使ったか、ささやきました。

新古品だから千円なんですけどね。

でもその白生地は手持ちのどのシングルシーツとも

マッチせず、この二枚のために存在するかの様な状態になったわけです。

そこで一昨日そのシーツを完成させ、

新しいシーツでの快適な眠りを手に入れる事ができました。

今までこんな高級なコットンシーツを使った事がありません。

なので余計に

感激しています。

新しいシーツは気持ちいいですね。

良いシーツはこの気持ち良さがどれだけ続くかで決まります。

考えてみたら今までは

あまり良いシーツと出会ってなかったかな。

昔のインド製は結構良かったけど☆