村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

墨の香り

2018-08-11 19:33:17 | Weblog
あわれとも
言ふべき人は思ほえで
身のいたづらになりぬべきかな
謙徳公

その子は藤原義孝
君が為
惜しからざりし命さへ
長くもがなと思いけるかな

この藤原義孝の子は
藤原行成フジワラノユキナリ
お習字はこの行成を
お手本にしている
どうせなら三跡のひとりをと
左側に置くのだが
何しろすぐ飽きるので
墨をすってばかりいるが
微かな
墨の香り
いいね だ

夜10時にミンザイを飲んで寝ると
朝4時には目が覚める
まずは歯を磨き
毎日用意した水玉の包みを開け着替え
身支度を整える
そのあとお謡のリコーダーを聞きながら
お習字を少ししてから二度寝
食事の8時近くまで眠る

着替えた洗濯物は
毎日妹が取りに来て
新しい着替えを持って来る
新しいものは
犬の風呂敷に包み
明日の分は水玉に包む

ここはお風呂の日が終わるとすぐ
次の着替えを
お風呂担当のスタッフさんに預けるので
それは藍染の小袋に入れておく

今日も着替えを取りに見えた
お渡ししましたよと答えたが
スタッフさんが確認すると
預かってないとのこと

自分は間違いなく
確かに渡したつもり

テレビ台の下の棚を開けると
お風呂用の小さな袋が見えた
渡していなかった
記憶はその前の記憶らしい
思い出すとそこに置いた記憶もある
すぐその袋をスタッフさんに渡したが

間違いなく とか
確かに とか
絶対 などとは
言えない
体力だけでなく
記憶も落ちている

気をつけよう
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