村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

とりよろふ天の香具山

2020-07-11 21:53:30 | 和歌と歌人
大和には
群山ムラヤマあれど
とりよろふ
天の香具山
登り立ち
国見クニミをすれば
国原は
煙ケブリ立ち立ち
海原は
かまめ立ち立ち
美味し国そ
あきづ島
大和の国は

和歌と歌人11
 舒明天皇ジョメイテンノウ
『万葉集巻一・二』

天皇、香具山に登りて
国見したまふ時の御製歌オオミウタ

舒明天皇ジョメイテンノウは
第34代の天皇
第30代敏達ビダツ天皇の子の
押坂彦人大兄皇子
オシサカヒコヒトオオエノミコ
の子
名は田村皇子タムラミコ
推古天皇の没後
蘇我蝦夷に擁立されて629即位
都を飛鳥岡本宮アスカノオカモトノミヤに置く
蘇我氏の力に押されて、
政治上の功績をあげないまま
641崩御

とりよろふ
とは
とりわけてよいさまであるの意とも、
すべてのものが集まり
整うの意とも、
宮の近くに寄っている
の意ともいう。

写真は
学校の裏通り
毎年毎年切っても切っても
生えてくる
梶カジの木
足が悪くずっと長いこと
駅まではタクシーかバス
この道を
通ることはなかった
久しぶりに
昨日通ると同じ所に
枝を伸ばしてる
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いなてる片岡山に | トップ | 山川に鴛鴦オシ二つ居て »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

和歌と歌人」カテゴリの最新記事