村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

いなてる片岡山に

2020-07-10 23:09:00 | 和歌と歌人
いなてる
片岡山に
飯イイに飢ウえて
臥フせる
その旅人あはれ
親なしに
汝生りけめや
さす竹の
君はや無き
飯に飢て
臥せる
その旅人あはれ

和歌と歌人10
 聖徳太子
『日本書紀・104』

聖徳太子は用明天皇の子。
推古天皇元年593
皇太子となり
摂政として
冠位十二階・十七条憲法の制定。
国史の編纂。
学術工芸の奨励。
大陸文化の導入に努め、
仏教に深く帰依して
「三経義疏サンギョウギショ」の著述チョジュツ。
法隆寺・四天王の建立。

三経義疏サンギョウギショとは
『法華経』・『勝鬘経』・『維摩経』の
三経の注釈書(義疏・注疏)。

聖徳太子は
推古天皇21年(613)12月1日
片岡カタオカに出かけた。
片岡とは
現奈良県北葛城郡香芝町今泉付近
その時飢えた旅人が
道のほとりに倒れていた。
太子は飲食物を与え、
自分の衣服を着せてやって、
この歌を詠んだ。

近いような遠いような
聖徳太子
遠いけど親しくなりたい
和歌を詠んでるのは
知らなかった

写真は
お弟子様に貰った
御殿場の虎屋の羊羹
美しく美味し
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