ずっと梅雨の長雨が続いていて、大雨警報が発令されその後解除という日々ですが、昨日の地元紙・北國新聞朝刊に、当町内の山道で路肩ののり面が幅15㍍、高さ20㍍にわたって崩れ、通行止めとなったと表紙に大きく報じられました。
昨日も、朝から大雨警報が発令され、その後注意報に切り替わり、午前10過ぎには晴れて参りました。
なので、確認のため現場近くまで行ってみることにしました。
県道より花ぞの食堂左の脇道へ入ります。
この道を進んで、灌漑用水の河原市用水に架かる小さな橋を渡ると、山道の入口となります。
ここがその入口で、これより5㌔ほど奥へ進むと榎尾町(えのきおまち)という山里の集落があるので、「榎尾道」と呼ばれていますが、一応市道となっております。
榎尾町には、私が宮司を兼務する八幡神社が鎮座していて、春秋の祭礼奉仕のため使う道なのですが、私が一番利用するのは山菜採りのシーズンで、途中には我が町内の旧家の方々が個人で所有する竹林が多く点在し、春ともなると筍(タケコノ)堀りで賑わいます。
ですが、やはり金沢市土木局によって通行止の看板が立てられておりました。
で、この崩落した個所を撮影した画像があります。
今年の5月14日に撮ったものです。
このクネクネ曲がった山道のガードレール下の崖地に、山ウド(独活)がたくさん自生しているからです。
眼下には、北陸新幹線のトンネルが見えます。
この急な崖斜面を下って、山ウドを採った次第です。
金沢市榎尾町へ迂回するルートはけっこう遠回りで、津幡町の能登方面と富山方面へと分岐する、かつて県警の検問所のあった太田南交差点(旧津幡検問所前交差点)を直進し…。
久世ベローズ工業所前の浅谷口交差点を右折すると…。
津幡町の浅谷(あさんたに)集落へ向かう道となります。
浅谷(あさんたに)集落に向かう途中の道の頂には、かつてのマンポ(隧道)がありました。
浅谷隧道の開削と拡幅による改修工事完成の際は、依頼されて私がお祓いをさせていただきました。
浅谷の村落へ向かう坂は桜の名所です。
春になると、このように桜のトンネルとなります。
浅谷の集落を抜けて右折すると、金沢市浅丘町に至ります。
浅丘町は河北郡津幡町と金沢市の境界にある山里の村落です。
やはり私が宮司を兼務する、氏神の八幡神社左の田んぼを隔てた山道をさらに進むと、榎尾町となります。
途中には、昭和60年に廃校となった金沢市立浅丘小学校の校舎跡があります。
この廃校前の舗装された広い坂を上り切ると、榎尾町の氏神・八幡神社に到着します。
神社前を右折すると榎尾町の集落はもうすぐで、大雪の際はこのルートの方が安全です。
このように迂回ルートはあるのですが、不通となっている榎尾道の早期復旧を願うものです。
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