たまには好きなTV番組の話を。

 

 NHKで時々放送されている『ファミリーヒストリー』と、レギュラー放送中の『日本人のおなまえっ!』という番組が好きです。

どちらも、ゲストの芸能人や苗字のルーツを辿る番組ですが、その中で時々明かされる、自分の知らない細かな歴史が知れるところが、両番組の魅力であり私の好きな理由です。

 ちょうど最近、両番組とも興味深い内容だったのでその話を。

 

 

 まずはファミリーヒストリーから。

先日放送された鶴田真由さんゲスト回、久々にメチャクチャ面白かったです。

鶴田さんの母方の五代前のご先祖様が、幕末の桑名藩(三重)の藩士で、新選組だったというのが非常に興味深かったです。

 

 桑名藩の藩主は会津藩主の松平容保と兄弟で、会津藩と一緒に桑名藩も京都の警護をしていたそうです。(そんなん全然知らなかった!)

それで鶴田さんのご先祖様は、その桑名藩主の側近だったそうで、京都で藩の外交役をしていたそうな。

 大政奉還後、桑名藩内でも恭順派と主戦派に分かれたらしく、恭順派だった家老は、主戦派の若い藩士に暗殺され…と、どっかの藩で聞いたようなことが桑名藩にも起こっていました。

それで桑名藩は、容保の会津藩と同じく、最後まで新政府と戦う方へ舵を切ったそうです。

 戊辰戦争で函館へと向かう途中、新選組に加入しないと函館に行けないという事情があり、鶴田さんのご先祖様は仙台で、新選組に加入したようです。(記録が残ってた)

 

 こういう細かい歴史は授業で習わないし、ドラマでも主要な人物に関わりのあるものしか描かれないので、この番組を見ていると毎回そういう知らない歴史が知れて面白いです。

 

 

 次は日本人のおなまえっ!から。

『伊家(いいえ)』さんという苗字のルーツが、非常に興味深かったです。

 

 専門家の先生によると、苗字は地名や職業が由来だったりするんですが、この伊家に関しては地名も無いし、職業でもなく、当て字にしたとしても、“いいえ”がどこから来たのかわからないとのことで、由来が全く思いつかないんだそう。

 

 依頼した伊家さんは群馬の方だったんですが、京都の城陽市に住んでいる伊家さんがおり、そこは京都と奈良のちょうど中間辺りらしいんですが、室町&戦国時代に、その場所を巡りよく戦が起こったんだそうです。

 畠山氏がこの辺りで戦った時に、伊賀の国人を引き連れて戦っていたそうで、その伊賀の人達がそこに移り住んだ時に「伊家」と名乗ったんではないか?とのこと。(※確定ではない)

 

 この番組では今までもいろんな苗字を取り扱っていて、苗字のルーツにはメッセージ性があったりして非常に興味深いです。面白い苗字だとよくイジる人がいますが、苗字はどれも誇らしい由来があったりするので、自分の苗字についてルーツを教えて貰いたくなります。にやりキラキラ

 

 

 ということで、歴史を垣間見れるこの2番組が好きだよ!というお話でした。