音楽日記　～ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言～

気まぐれ80s～10thシーズン（その６）


　INDEXの更新をはさみましたが、1980年代曲選（全10回）の続きをお届けします。今回も過去に記事にしたことはある（過去記事はこちら）けれども動画付きで改めて取り上げるというナンバーです。1960年代から様々なグループで活躍し、やがてソロとして活躍したロッド・スチュワート（Rod Stewart）ですが、彼のヒット曲を多く世に出したのは、1970年代～1980年代でした。今回は1988年の『アウト・オブ・オーダー』に収録のナンバーで、シングルとしては全米12位となった「フォーエヴァー・ヤング（Forever Young）」という曲です。

　まずは、1988年発表のヴァージョンを聴いてみましょう。


　


　よく言われるように、ボブ・ディランの「フォーエヴァー・ヤング（いつまでも若く）」（収録盤はこちらを参照）とそっくりで、ロッド・スチュワートの複数ある“パクリ”疑惑の一つとされるものです。まあ、過去記事にも書いたように、ロッドの方にはきっと悪気はないのでしょうが…。

　さて、この曲は複数のヴァージョンがオフィシャルにリリースされています。上のものが元々のアレンジなわけですが、1996年にベスト盤『イフ・ウィ・フォール・イン・ラヴ・トゥナイト』（邦題は『ベスト・バラード・コレクション』）がリリースされた時には、今回の曲の“バラード・ヴァージョン”が収められました（個人的には、オリジナルの方が好きです）。

　他にこの曲はライヴ・ヴァージョンも世に出ています。1993年リリースで大ヒットした『アンプラグド』という、当時一世を風靡したMTVのアンプラグド・ライヴのアルバムがロッドにはあります。正式リリースには含まれませんでしたが、この時のライヴ・パフォーマンスでも「フォーエヴァー・ヤング」を演奏しています。


　



［収録アルバム］

Rod Stewart ／ Out of Order（1988年）
Rod Stewart ／ Unplugged... and Seated（1993年）←2009年のコレクターズ・エディションにのみ「フォーエヴァー・ヤング」を収録。




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