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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2019年11月25日
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1980年代風サウンドの好盤


 グリン(Grin, 参考過去記事)というバンドでの活動後に1975年からソロで活動したニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、1984年、ブルース・スプリングスティーンのバンド(E・ストリート・バンド)に加入する。リトル・スティーヴン(スティーヴ・ヴァン・ザント)の抜けた穴を補うという大役だったが、スティーヴン復帰後も現在に至るまで、ニルスはE・ストリート・バンドのメンバーであり続けている。

 その一方で、彼はソロとしてのアルバムの制作も続けた。E・ストリート合流後、最初の作品となったのが、1985年リリースの本盤『フリップ(Flip)』であった。世は1980年代全盛ということもあり、スネアが響き、シンセが多用されているポップ感の強いサウンドではある。30年以上たった今から聴くとその点は多少気になるかもしれないが、個人的には当時よく聴いた盤ということもあり、思い入れが強い。ともあれ、そうしたサウンドの中でもニルスらしさが存分に発揮され、楽曲も総じてよいという好盤である。

 冒頭の1.「フリップ・ヤ・フリップ」のポップさやジャケットの派手なバク宙イメージ(ステージ上でギターを持ったまま後方宙返りというパフォーマンスをやっていた)だけで判断してはならない。彼らしいロック・ナンバーとしてお勧めなのは、2.「シークレット・イン・ザ・ストリート」と8.「ドリームズ・ダイ・ハード」。前者は起伏をつけた、後者はまっすぐ突っ走る感じがいい。あと、外せないのは6.「スウィート・ミッドナイト」。80年代的な音作りの感覚があったからこそこの仕上がり具合ではないかという気さえどこかする(ちなみに個人的にはこちらのライヴ盤―しかも日本盤にしか入っていない―に収録されたヴァージョンもお気に入りだったりする)。

 1980年前後にはニルス作品の“ポップ化”は既に進んでいたのだけれど、本作がその頂点となった。1990年代に入るとギターを前面に押し出したロックサウンドへと再び回帰していくのだけれど、本盤のような作風もこれはこれで悪くなかったように思う次第である。


[収録曲]

1. Flip Ya Flip
2. Secrets in the Street
3. From the Heart
4. Delivery Night
5. King of the Rock
6. Sweet Midnight
7. New Holes in Old Shoes
8. Dreams Die Hard
9. Big Tears Fall

1985年リリース。




 ​
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Last updated  2019年11月25日 21時26分58秒
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