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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2020年07月06日
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テーマ:洋楽(3284)
酔いどれ詩人、デビュー作


 トム・ウェイツ(Tom Waits)は、1949年、ロサンゼルス郊外で生まれたシンガーソングライター。1970年代にロサンゼルスを拠点とし、その後、1980年代にはニューヨークに拠点を移して活動した。今も現役だが、2011年にロックの殿堂入りを果たしている。

 そんなトム・ウェイツのデビュー盤となったのが、1973年発表の『クロージング・タイム(Closing Time)』である。当時はまだ新興のレーベルであったアサイラムと契約して制作されたデビュー盤であったが、ヒットはしなかった。とはいえ、聴きどころは多い。収録曲の大半は、アサイラムとの契約前の1971年にデモ録音をした楽曲の再録である。初作というせいかいくぶんきれいに収まっている感はあるものの、初期トム・ウェイツの魅力が満載の盤と言っていいように思う。

 有名なナンバーとしては、冒頭の1.「オール'55」。これが彼のデビュー・シングルであったが、有名になったのは、翌1974年にイーグルスがカバーしたことによる。目立った感じはしないかもしれないが、アルバム前半では、3.「ヴァージニア・アヴェニュー」や6.「マーサ」が筆者としては好みであったりする。

さらに、アルバム後半(アナログB面)では、密かな名曲の11.「グレープフルーツ・ムーン」(後にサウスサイド・ジョニーがトム・ウェイツのカバー・アルバムを制作しその表題にもなっている)、そして、表題曲の12.「クロージング・タイム」が特に聴き逃がせないナンバー。あともう一つぐらい挙げてよければ、10.「愛の翼(リトル・トリップ・トゥ・ヘヴンーオン・ザ・ウィングス・オブ・ユア・ラヴ)」もこれらと並ぶ好曲である。

 本盤の後、1974年の『土曜の夜』を皮切りに、1970年代後半にかけて、『娼婦たちの夜』(ライヴ盤)、『スモール・チェンジ』『ハートアタック・アンド・ヴァイン』など必聴の名作が目白押しのため、このデビュー作の影が薄いことは否めない。けれども、曲のよさという意味では上で挙げた何曲かのように突出したナンバーが含まれていて、トム・ウェイツの1970年代作を新たに聴き進む人には、ぜひ聴いてもらいたい一枚だと思う。


[収録曲]

1. Ol' 55
2. I Hope That I Don't Fall in Love with You
3. Virginia Avenue
4. Old Shoes (& Picture Postcards)
5. Midnight Lullaby
6. Martha
7. Rosie
8. Lonely
9. Ice Cream Man
10. Little Trip to Heaven (On the Wings of Your Love)
11. Grapefruit Moon
12. Closing Time

1973年リリース。




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Last updated  2020年07月06日 21時25分06秒
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