ごきげんよう♪
昨日ようやく、ネットが復活しました。きりんです。
繋がらない間は、久々にのんびり読書などして楽しく過ごしておりました。
が。
やっぱネットいいね！ ネット万歳！ どうよこの安心感！！！
「ほんの２０年前にはネットなんか無かったんだしぃ」とか嘯いてみてはいたけれど、一度手にしてしまった文明を失うってのはやっぱり辛いわ……
ありがとう文明（ざっくりした感謝）。
さて、先週末の台風１９号。
我が家では万全の態勢で待ち受けておりました。
マンションの機械式駐車場が壊れることを見越して、車は会社の駐車場に置いてきた。
窓にはユニオンジャック型
にテープを貼りガラス飛散防止、
飲み水の備蓄３箱、生活用水３０リットル、食料を山ほど準備。
懐中電灯は１０本ぐらいあるし、乾電池もバッチリ。ロウソクも売るほどある。
１６時から入浴を済ませて浴槽に水を張り、夕食にはステーキをモリモリ食べて元気満点。洗い物も終わらせて。
だんだん強くなる雨風を横目で窺いつつ、テレビを見ながらまったりしていると……
２０時半頃、ついに停電。
なぜか、「ウェ〜イ（低音）」と声を上げるふたり。
他にやる事もないので、窓の外を観察します。
部屋の目の前に立っている電柱がグラグラ揺れ、電線もビヨンビヨン回ってる。
でも、停電はどううやらうちの周りの狭い範囲だけ。
もう一本向こうの道から先はいつもと変わらず明かりが点いているので、この時点ではそれほど不安は感じませんでした。のちに散々ニュースになっていた武蔵小杉のタワーマンション群も、我が家から見える側では上から下まで電気ついてたし。
そのうち道路の冠水が始まり、みるみる水位が上がっていく。
自動販売機の電気が消え、駐車している車のヘッドライトが勝手に点いて、消える。
やがて水位は１メートルほどに。さすがにちょっと不安になります。
近所迷惑になるんじゃないかってぐらい明るい撮影用ライトで外を照らすと、目の前の道路をドラム缶や一斗缶、ベニヤ板なんかが流れていきます。
特に一斗缶が多くてなんだか面白くなってしまい、一斗缶が流れてくるたびに報告し合うという妙なテンションになってました。
「一斗缶きた。別の方から来た一斗缶が合流」
「じゃあ二斗缶
」
みたいな。
２３時頃になると雨も止み、水量も落ち着いた様子。
空気が洗われた空には、強い光を放つまん丸お月様。直射日光ならぬ、直射月光。
今までに見たことのない数のたくさんの星、とても綺麗。
月の光を浴びながら、お酒片手にラジオの音楽でゆらゆら踊っておりました。（アフォ夫婦）
途中、防災ヘリ（？）かなんかが飛んで来たので、上記の撮影用ライトで周囲を照らしたら、その場でしばらくホバリングしてました。被害状況を観察していたのでしょうね。
夫がヘリに向かって手を振るので、「手を振ったら救助要請と勘違いされちゃうよ！」と窘めたところ、即座に激しいダンスを展開し始める。
救助要請の誤解は解けただろうが、「なんかベランダで踊り狂う変なヤツ居る」と認識されたと思われ。
また、胸まで水に浸かってパトロールしている作業着の方々や、スマホで撮影（実況？）しながらザブザブ水を渡る 物好き 猛者もいらっしゃいました。
真っ暗な中、汚い水を掻き分けて歩くのに、懐中電灯のか弱き光ではさぞ不安だろうと、せめてうちの前だけでも…と撮影用ライトを活用した夜でした。（役に立ったかどうかは不明）
やがて水が逆流し始め、一斗缶もろとも川の方へと戻って行きました。
徐々に引いていく水を見ながら、なおもゆらゆら踊っておりましたが（揺るぎなきアフォ夫婦）……
午前２時を過ぎて流石に就寝。
翌日遅くに起きたら、水はすっかり引いていました。
停電とともに水は使えなくなっていたもののガスは生きていたので、買っておいたカップラーメンで遅い朝食を済ませ、そうこうするうち１１時半頃に電気復旧。
（停電していた時間は、およそ１５時間でした。東電さんありがとう）
で、ニュースを見て初めて、被害の大きさに愕然としたわけであります
だってだって。
停電も冠水も、見える範囲では家の周りだけで。
通り一本隔てたら電気ついてるし、水も溜まっておらず普通に人が歩いてるんだもの。
ここまで広い範囲での被害だとは、夢にも思っていなかったのでした。
一週間過ぎた今でも、外を歩くと家や会社の片付けに追われている様子を目にします。
水没した車もまだ停まったままだし、スーパーの棚も一部スカスカで。
さらに今週末の大雨予報……
まだまだ気が抜けません。
今回被害の無かった皆様も、くれぐれもお気をつけくださいね。
最後になりますが、心配してくださった皆様、ありがとうございました。
ブログへのコメントやメールに心温まり、ホッと出来ました。マジ感謝！
冷蔵庫を一切開けずにいたら、中身がほぼ溶けずに冷たいまま残ってました。うちの冷蔵庫、優秀！！！
