ないなー、と思った話。
妹は保育士をしてるんだけど、担当してる組の その保護者の話。
まぁ ある1組の夫婦がいるんだけど、これがまぁ色々とおかしいらしいのよね。
赤ちゃんのクラスなんだけど、連れてくるのがめっちゃ早くてお迎えがめっちゃ遅い。
家は近いくせにそんなことをやってるもんだから、
確実に仕事帰りに何かしてる。(買い物か、一旦家に帰って何かしてるか知らんけども)
「寄り道せんと、すぐ迎えに来いや!」 と。
朝は朝で、連れてくるのが早いから(受け入れ時間直後)、
子どもを一旦園に預けてから家でなんかしてる。
基本的に保育園では仕事以外の時は預かれない&すぐに迎えにこないといけないルールだから、
こんなことをしてると保育士たちに嫌われる。
そして子どもと家に帰ったら帰ったで、我が子と触れ合う時間もそんなにない内に
ご飯&お風呂の後、子はすぐに寝かせられる。(夜7時!)
そんな感じで子どもは
親に構ってもらえないストレス&フラストレーション溜まりまくりで園でギャン泣き。
そりゃ2人で働いてれば時間もないだろうし、自分の時間もほしいんだろうけど、
これだと子どもが可哀そうだな、と。
でも、こんな2人でも
自分たちはしっかり働きながらしっかり子育てしてますオーラがあって怖いんだと。
で、問題は そんな夫婦が突然ある日、子猫を買い始めたことだった。
「自分の子どもですらロクに構えず、育てられずにいる夫婦が子猫!」 と、
保育士たちの間でしばらく話題になったそう。
「猫を飼うよりまずは自分の子の面倒をしっかり見ろよ」 と。
で、そんなこんなで子猫を買い始めた頃がおよそ1年前なんだけど、
飼い始めた直後はただでさえ情緒不安定だった子どもの精神状態が
拍車をかけて酷くなったんだって。
しかし、脳内お花畑の両親はその変化に気付かず、連絡ノートには連日、猫、猫、猫の話題・・・
それでも保育士たちはあえてその話題には触れず、返信は猫系話題を華麗にスルー。 w
で、更にさらに問題なのは、その子猫には実は重い疾患があったことだった。
飼い始めた時は小さくて可愛くてよかったんだろうと思う。
しかし1年も経つとすっかり大きくなって立派な成猫へとなったんでしょうね。
大金はたいて買った血統書つきの子猫には重い疾患がありました、
通院&入院費もバカになりません、獣医からはもう長くないと言われてしまいました。
さぁ、この夫婦はこの子猫をどうするでしょうね?
はい、この夫婦はなんと、
その子猫を買ったペットショップへ連れていき 交換 してしまいましたとさ。
なんでも 「死ぬのを見たくない」 が理由だそうですよ。
その話を聞いた保育士たちドン引き、その話を妹から聞いた私もドン引き。
知ってました? あるペットショップでは疾患がある子は命の交換が出来るらしいですよ。
この制度もどうかと思うけど、
今まで たとえ1年でも一緒にいた家族を 欠陥があったからといって
やすやすと交換してしまえるその神経が怖い・・・
きっと新しい健康な家族を迎えられて夫婦ご満悦でしょうね。
ペットショップ、あっても構わないと思う、それ自体は否定しない。
新しい家族が欲しい人もたくさんいると思うから。
でも、そこで命を貰い受ける人には厳しい審査とかが必要なんじゃないかと思うのよ、
命を預かる責任のない人が気軽にペットを飼えてしまう日本はきっとおかしい。
諸外国ではもっとそういう部分では厳しい審査とかがあったりするのに、
日本はこんなんだから不幸になるペットがどんどん増えていくし減らない。
不幸にも交換されてしまったその子は今頃きっと・・・
一度受け入れたんだから、
遅かれ早かれ消えてしまう命でも 最後まで面倒を見るのが家族なんじゃないの?
それができない人は気軽に動物を飼わないで欲しい、胸糞悪くなるから。
でも もしかしたら途中で一緒にいるのが難しくなる場合もあるかもしれない、
経済面、健康面、環境・・・理由はいろいろあると思う。
でも命は最後まで無責任に扱わないで欲しいと思う。
は~ ヤバイ奴らがいたもんだわ、という話でした。