おかげさまで飯塚商店のもやしは「美味しいもやし」という評判を頂いています。

ただ…もちろん私は自分のところのもやしは美味しいと思っていますが、万人にとって「美味しいもやし」かどうかは少々違和感を持っていました。美味しい、不味いはあくまでの個人の嗜好によるものだからです。

 

 じゃあ飯塚商店のもやしはどこが違うのか?とお客様や取引先、取材などで聞かれることもあります。

 

 最近ふと気づいたことなのですが、例えば深谷もやしを他の野菜と一緒に炒めても、中華の五目煮にしても、ラーメンに載せても、肉と蒸して食べても、がっつりもやしの味が前面に感じられます。それはある意味、料理人泣かせのもやしかもしれません。自分の思ったとおりの味じゃなくなるわけですから。

 

 なので、どこが違うのか?と聞かれたら、今はうちのもやしは「他のもやしより強い」と答えようと思っています。豆が発芽したものを食べるもやしはまさに生命力の野菜です。ならば「強いもやし」はもやしへの最大の賛辞ではないでしょうか。