「凝視法」

　凝視法では、一転を見つめることによってトランス状態に入り、自己催眠をかけることができます。


イスに座って目を閉じ、深呼吸などをして心身をリラックスさせてください。落ち着いたらゆっくりと目を開け、１～２ｍ先の一点を見つめてください。このために壁に刺しておいた画鋲でもいいし、シミでもいいです。その状態で暗示をかけます。



　「あの一点を見ていると周りのことが気にならなくなり、深いトランス状態に入っていく。まぶたが重たくなっていく・・・。まぶたが重たい・・・。どんどん深いトランス状態へ入っていく・・・。まぶたが重たく、目を開けていられなくなってくる・・・。どんどん目が閉じていき、とうとう目が完全に閉じてしまう。」（この暗示の言葉は例です。自分のまぶたが重たくなり、閉じていくまで落ち着いて続けてください。）



　目を閉じてしまうと後はひたすら自己暗示をかけてください。「目を閉じるともうこのままずっとこうしていたくなる。全身はだらーんとしてきて、とてもきもちがいい。」と、このように続けてください。そうやってさらに深い催眠状態に入れば、後は人それぞれ、自分の目標を達成する暗示をかけてください。



　終わったら少しづつ覚醒するということをわすれないでくださいね。最後に伸びをして完全に力を戻し終えたら、自己催眠は終了です。