「子どもを英語教室に行かせるべきか?」というご相談はよく受けます。
もちろん万人に共通の答えなどなくて、そのご家庭とお子さんによって答えは千差万別だと思います。
あくまで一般論として聞いてください。
世の中はグローバル化の流れで、英語が公用語の会社まである。
これからは優秀な他のアジア国の人々と競わなくてはならない。
その際には英語力が必須である。
ということから、子どもの内から英語を学んでおいたほうが良いという、保護者の焦りから子どもを英語教室に入れる例が多いように見受けられます。
個人的には、「日本にいて英語を学ぶのであれば、第二外国語として学べば良い。そのためには日本語をしっかり身につけてからでも遅くはなく、中学生以降で十分だ。」という考えです。
とは言うものの、幼児から英語を始めた成功例もあります。
先日幼稚園から英語を学び続けて高校生になった生徒の話を聞きました。
彼いわく、英語を学んで良かったことは、「世界中の人とコミュニケーションがとれること」と「インターネットを使って調べ物をする際に、英語情報にアクセスできれば、日本語の何十倍ものソースを読むことができること」だと言うのです。
後者は確かにそうですね。
羊も、アメリカから入ってきた概念や技術について、日本語の情報が少ないときには、英語サイトで調べることがあります。
でも、日本語ほど自由に読み書きできるわけではないので、あくまで二次的な手段です。
もし、ネイティブ並みの英語力があれば、日本語と同じように自由に英語を駆使して調査することができますね。
ただ、そこまでになるには、幼児英会話をやっているくらいでは難しいと思います。
聞く・話す・読む・書くの4技能がつくようなプログラムが必要ではないでしょうか。
その前段階として幼児英語を入り口にするのなら、それはそれでよいと思います。
ところで、うちの孫羊ですが、ネットでアメリカのネイティブスピーカーとテレビ電話で英語を話すプログラムをやっています。
レッスン中は日本語なし(そもそも先生は日本語を話せない)で、1回30分くらい?やっています。
向こうが、孫羊の英語力を質問しながら探って、レベルに合ったレッスンをしてくれます。
英語に興味を持ったきっかけは、子羊2号が帰国した際に、孫羊に英語の絵本を読み聞かせしたのが始まりです。
また、保育園で一番の仲良しが、NY駐在で引っ越してしまったので、英語でも話したいという希望もあるのが、モチベーションになっているようです。
この孫羊がどれくらいの英語力に育つかは未知数ですが、今後も見守っていこうと思います。(羊)