パラサイト〜明日はわが身 | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

韓国映画『パラサイト』が本年度アカデミー賞の作品賞を獲りました。
 
まだ観ていない作品ですが、受賞を受けてメディアで取り上げたので、どのような内容かは伝わって来ました。
 
貧富の格差を描いているそうで、それが世界中で普遍的な問題として認識されていることの象徴だとか。
 
だとすれば、これは日本でも明日はわが身、いえ既に起きている状況ではないでしょうか。
 
周りを見回すと、親類や友人知人でも、子どもの就職で苦労しています。
 
正社員ではなく派遣社員として就職したり、アルバイトしながら正規の就職を目指していたり。
 
子どもが大学生になって2年、3年と学年が進むにつれて、こうした悩みを訴える親御さんが増えてきます。
 
みなさん将来が不安だと言います。
 
ひるがえって、まだ子どもが小さい親御さんには、そこまでの危機感はないように感じます。
 
もちろん、子どもの教育には時間とお金をかけてはいます。
 
しかし、現状が本当に最善の道なのか考えていらっしゃるでしょうか?
 
ちゃんと結果が出ているのかをチェックして、軌道修正していかなければ、時間とお金の無駄になってしまいます。
 
また、子ども自身がやる気になっていないと、どんな教室でも効果が出ません。
 
親の心子知らずになっている例も多く見られます。
 
サボれるならサボってしまったり、レッスンにも真剣に取り組まなかったり。
 
教室に行って、その時間を過ごしたらおしまいになっている習い事がとても多いですね。
 
無駄だなと思うのは、家で練習しない芸事です。
 
楽器は練習しなかったら身につかないので、弾けるようになりません。
 
そろばんも、算数に使える程度になる子は、5人に1人もいないのでは?
 
英語に至っては、何年もやっても話せるようになりません。
 
そりゃ週に1回1時間では無理でしょう。
 
選択と集中した方が、後々役に立つものにできる可能性が大です。
 
どんなものでも、一生懸命練習してできるようになれば、それは他のことにも役立つのです。
 
一芸に秀でた人は、いざとなれば別の分野でも力を発揮できます。
 
就職活動するころに、履歴書に書けるくらいのものにすれば、直接的にも役立ちますし、試合に出る、あるいは舞台に立つなどの経験が人前でプレゼンする際にも生きるでしょう。
 
結局は、人としての魅力を高めることが、就活のような場面で自分の価値を高めるのだと思います。
 
お子さんの人間力を高めることを、小さいうちからしっかり考えてあげて欲しいです。(羊)