テスト形式の問題ができる子とそうでない子がはっきりわかれます。
それはどうしてなのでしょうか?
鍵は、問題文にあります。
テストができない子に多いのは次のケースです。
・問題文をまったく読まない。
あまり多くはないのですが、設問の文章をまったく読まない子がいます。
解答欄だけを見て、書ける問題だけ書く。
なぜそうなるかというと、読む力が不足しているからです。
試しに音読させてみると、たどたどしく、1~2行の問題文なのに時間がかかってしまいます。あるいは、文の切れ目がわからないこともあります。
このタイプは重症なので、はやくなんとかしないと学習が遅れてしまいます。
まずは、教科書をスラスラ読めるように音読させる必要があります。
・問題文を一部だけしか読まない。
設問をとばして読んで自分勝手に解釈して答えを書く。
あるいは、設問の前の前提条件を読まないので、解答形式からはずれてしまう。せっかちな子、男の子に多いです。問題を音読させて、全文を読む練習をさせたいです。
・問題文が理解できない。
最も多いのがこのタイプ。
設問に使われている言葉や、言い回しが理解できないために、答えられないケース。
語彙が貧弱な場合と、論理的な言葉が理解できなかったり、助詞や助動詞による限定的な意味がわからない。
学力が平均レベルの子にも多く見られます。
学年レベルより、内容が少し難しい本を読み聞かせながら、難しい言葉を教えてやると良いです。
「~ってどういう意味」と聞ける子どもにできればこのレベルは卒業できます。
結局、しっかり読んで答えられる子は、成績が良いということになります。
問題文を読めるようにしてやることができたら、公立の小中高校の学習内容であれば、親が放っておいてもできる子になります。
学校では、一人ひとりの読む力を伸ばす指導は難しいので、家庭でなんとかしてやりましょう!(羊)
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