前回の続き

このアルバムに対する評価は、三頭政治時代の様式美ファンにとっては低評価、後期三作品ファンからすると高評価といった感じだろうか。
メロディアスハードなAORと評されたものを目にしたことがある。わかったようで何だかよくわからない言葉だが、言いたいことはわかる。

ジョー・リン・ターナーの声にベスト・マッチな曲揃い、そしてデイヴ・ローゼンタールの才能が輝くアルバムに仕上がっている。

『Street of Dreams』に負けず劣らずの名曲
『Can't Let You Go』
イントロのパイプオルガン風のキーボードと、
ジョー・リン・ターナーのヴォーカルが最高に冴え渡る!
なんだが、このビデオがひどいのだ。
白塗りジョー・リン・ターナーが、まるでコウメ太夫

前作の『Stone Cold』も、たいがい酷くて、前記事のK2先生からのコメントにもあるように、何故同じ轍を踏むような作品にしたのか、理解に苦しむ。
54秒辺りにマグマ大使登場
笑わそうとしているとしか思えない。

うーん、MVが良ければ、間違いなくもっと売れていたと思う。

気を取り直して。
この曲もキーボードアレンジが良い上に、
リッチー・ブラックモアのギターソロも良い

ここまで聴いてわかる通り、レインボー史上最もメロディアスなアルバムに仕上がっている訳だが、それを象徴するようなナンバーが、インストの2曲である。

リッチー・ブラックモアも、ここまで哭けます

本作で1、2を争う、私の好きな曲

こうして聴いてみると、HR/HMらしからぬ曲ばかりに感じるのだが、実はしっかりハードロックしている曲も収録されている。

続く